リッチー・ブラックモア、取材拒否連発でレコード会社から訴えられる
リッチー・ブラックモアが、ブラックモアズ・ナイトのニュー・アルバム『All Our Yesterdays』を十分プロモーションしていないと、レコード会社Frontiers Recordsから訴えられた。
◆『All Our Yesterdays』画像
先週、同社がNYの連邦裁判所へ提出した訴状によると、レーベルとブラックモアの間では2015年5月、レーベルが『All Our Yesterdays』の製造/ディストリビューション/販売/マーケティングなどの権利を得るとともに、リリースにあたり、ブラックモアが「プロモーションをフルサポートすることを保証する」との同意が交わされ、ブラックモアには22万ドルが前払いされたそうだ。
しかし、ブラックモアとバンドはプロモーションに協力的とはいえなかったらしい。例えば、パリ(2015年7月)では14の対面インタビューが手配されていたにもかかわらず、彼らが受けたのは4つだけだったという。ドイツでは2つのインタビュー、6つのTV出演、25~30のタブロイド紙などの記事に協力することを拒否したそうだ。
このほか、プロモーション上“重要な地域”と設定されたアメリカ、日本、イギリスでの宣伝も怠ったという。日本に関しては、「YOUNG GUITAR誌と手配したインタビューを拒否した。YOUNG GUITARは日本において影響力のある専門誌であり、断ったインタビューは重要なプロモーションの機会だった。日本でのプロモーション活動を行なわなかったことについて(ブラックモアから)容認できるような釈明はなされていない」と、訴状に記されている。
英国でも『Mojo』や『Uncut』『Total Guitar』などメジャーな音楽誌のインタビューを拒否したそうだ。このことからも想像できるとおり、『All Our Yesterdays』のセールスはふるわなかった。Frontiers Recordsは最低でも15万ドルの賠償金を求めている。
『New York Post』紙によると、ブラックモア側は彼らの主張を否定し、「馬鹿げている」とコメントしたという。
Ako Suzuki
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