sacra コメント映像 | メンバー3人からメッセージが到着! 上の画像を | 『Silent Pictures』 2004年4月7日発売 PYCE-2 2,980(tax in) ※DVD付 (オリジナルドラマ「Spring Story」、 「LIVE at HEART LAND」収録) 1. Silent Pictures ~part.1~ 2. i want love 3. 24 4. イエスタデイ 5. identity 6. get back,go home 7. 二人の影 8. Desire 9. lonely vacation 10. 晴レワタル空 11. vain rainbow 12. 月光と仮面 13. 解放宣言 14. ニライカナイ 15. Silent Picture~part.2~ 16. イエスタデイ~Naked Version~ 「イエスタデイ」 | |
「イエスタデイ」(メンバー編) | |
「24」 (DVD収録“LIVE at HEART LAND”より) | | | オリジナル・ ポストカード(2枚入)を 抽選で10名様に プレゼント! 応募はこちらから (2004年5月31日まで) | プラティア・エンタテインメント | | ──3人とも、バラバラなキャラクターな感じですね。
木谷 雅(Vo&G/以下、木谷):僕は、路上でアコギ1本で歌っていたタイプ。足土は、その時々の流行を敏感に取り入れるタイプ。加藤は、金髪のロン毛でレイバンのサングラスをかけて、皮ジャンにブーツみたいな王道ロッカー・タイプですね(笑)。
──『Silent Pictures』は、メロディの美しいシンプルなバラードや、打ち込みの入ったダンサブルなトラック、ギター・ロックなど、3人の個性がうまく調合されたアルバムですね。
加藤拓也(G/以下、加藤):そうですね。いい具合に3人の化学反応が起こっている感じですよね。
足土貴英(B/以下、足土):すでにインディーズでアルバムを2枚出しているんですけど。そこではもっといろんな挑戦をしていて。例えばもっと打ち込みの要素を前面に出したり、サンプリングの要素を取り入れてみたりとか、実験的なことをいろいろと試していたんですよ。で、実験的なものを試行錯誤していって、自分たちが今やりたいと思った音が、昔ながらの歌が響くシンプルな歌謡曲や、ポップス。そのあたりを意識した音づくりをしましたね。結果、これまで出したアルバムのなかで最もストレートな歌が詰まった1枚になったと思う。だから今回は、歌を引き立たせるアレンジなんですよ。
──歌詞に関しても、4曲目の「イエスタデイ」のような甘くせつない世界もあれば、8曲目「Desire」のような社会を痛烈に批判するメッセージ性の強い曲もあり、さまざまだけど、どの曲も根底には、聴く者に勇気を与える、強さがありますね。
木谷:1曲ごとにいろんな風景が浮かんでくるものになったと思う。そこには強さはもちろん、真逆の弱さの部分も表現してます。弱さを伝えるからこそ、表現できる強さもあると思うから。そういう陰と陽のバランスがうまく取れている歌詞かな、と思います。 ──作詞でこだわったことは?
木谷:目の前にある、日常に落ちている言葉をパズルのように集めることによって、すごリアルなフレーズが浮かんでくる。またそこから大きなことが導かれることもあるから、小さな日常を描くよう心がけました。なので歌詞は、僕の日記のような感じですね。 ──木谷さんの描く歌詞、共感する部分があるのでは?
足土:僕ら、2年前から一軒家で共同生活しているんですよ。なのでツアーも一緒、家でも一緒。ほぼ同じ時間を共有しているから、見るもの、感じるものに共通することが多い。だから歌詞ができると"あっ、この時に感じたことを言葉にしたんだな"ってわかる。本当、日記みたいなんですよ。ただ9曲目「lonely vacation」の歌詞だけは、わかんないかなぁ(笑)。
木谷:あれは僕じゃないんで。某大学生サークルが起こした事件の話なんで(笑)。 ──『Silent Pictures』、リスナーの心にどう響いてもらいたいですか?
木谷:ときに攻撃的な気分になったり、優しいおだやかな気分になれたり、また今の自分、昔の自分、未来の自分に思いを馳せることもできる1枚だと思う。それで、全曲聴き終わったときに、明日へ歩んでいくための勇気になってくれればいいな、と。
──5月からは全国ツアーですね。
足土:「イエスタデイ」をきっかけに来てくれる人もいると思うんですけど。そういう人を、いい意味で裏切るライヴになると思う。こんなに激しいバンドなの?なんて驚くこともあるかも。だから、はじけたい人はしっかりはじけられる、またじっくり歌を堪能することもできるという、いろんな楽しみ方ができるはずです。
──最後に今後のバンドのビジョンを。
木谷:これまで僕たちは、すごく大きな目標ばかり掲げて、挫折してきた。だから今は、着実に一歩づつ進んで行って、自分たちができるところを精一杯やっていけば、いずれ大きな場所にたどり着けるのではないかと思っています。目の前にあることを1つ1つを大切にしていきたいですね。
足土:新しいことは何でも挑戦したい。人生、楽しんだモノ勝ちだと思うんで。
加藤:バンドの力、というか3人が集まったときのパワーをずっと発信し続けていきたいですね。
取材・文●松永尚久 | <sacra TOUR 2004 "Moving Pictures">
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