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▲特集のトップ・ページに戻る | 雨にも拘らず、シェルター前には長蛇の列。本日の公演はK.O.G.A NIGHT。下北沢を代表するインディ・レーベルのイベントだ。開演に先立って、レーベル・オーナー古閑氏の挨拶。そう、何を隠そう彼はミュージシャンとしてシェルターのオープニングにも出演していたゆかりのある人物。その他、パブタイムでもお馴染みの顔なのである。氏に紹介されてトップバッターで登場したのは、RONRON CLOU。
▲RONRON CLOU | この日初お目見えというニューグッズ、K.O.G.Aスポーツタオルを肩にかけての登場だ。1曲目から得意技である、疾走感バリバリのブリティッシュ・ビート・ナンバーを飛ばす。実に爽快!だ。ヴォーカル&ギターのアライは今やギター・ポップ・シーンの中心人物。“告知コーナー”と題したMCでは、サウスポー・ベース、ウラのソロアルバムにまつわる話等で盛り上がる。そして、もちろん彼のリードヴォーカルも披露。最新作「LUCKY STAR」だ。ネオモッズから、マージービート、MY BLOODY VALENTINEのカヴァーまで、90'sの解釈で咀嚼したナンバーをスピーディな進行でこなす。
▲The playmates | 続いては先日活動を再開したThe playmates。こちらは60'sブリティシュ系のメロディをミッド・テンポで落ち着いて聴かせる。気の利いたコーラス・ワーク等が聴き所。何と5年振りとなる3rdアルバムを来年2月に発表するという。それに先駆けて廃盤となっていた2ndアルバムを10曲追加して再発! 「これは古閑さんにもまだ言っていない」なんてオイオイ、本人ソデでカメラ回してるよ(笑)。12月に発表される先行シングルは、ギターのリフとサビの哀愁のメロディが印象的なナンバーだ。RONRON CLOUと同じトリオ編成、そして共に英国音楽にルーツを見ることはできるが、対象的な両者。比較するわけではないが、コントラストがおもしろい。
▲挨拶中の古閑氏 | ここでまた、再度登場の古閑氏が説くには、「デキシーがいなかったら今日のK.O.G.Aはありません! 来年は10周年なんでそれまで生きてて下さい!」って、これまたちょっとちょっと、という紹介にのってデキシード・ザ・エモンズの登場。
リフとリズムを利かせた60'sビートをルーツに、ブラック、歌謡ソウル等々フェイクを交え、ギター&ヴォーカルのアベ・ジュリーとドラムのハッチはダイナミックに見せ場を作る。
▲デキシーのジュリー&ハッチ | さすが、ライヴで鍛えしサポートを加えた3人はツワモノだ。10周年イベントということで旧ナンバーも披露するのだが、新曲も交えての流れが良いのだ。所々フックを作って、観衆はどんどんステージに引き込まれていく。後半は特に見せ場たっぷりに、サイケ&ブルージーに、まるで60'sのゴーゴークラブさながらにキメてくれる。客席はもうヤンヤヤンヤの大喝采だ。“まだ、演りたんねーぞ!”っと、アンコールではカバーを交え、第2幕とも言うべくコクのある演奏。2度目は古閑氏のリクエストも飛び出してイベントは終了。フリークはもう、大満足だったのでは?
終演の挨拶は、古閑氏の「シェルター万歳!」。来年は、K.O.G.Aの10周年。さーて、どんなイベントが飛び出すやら。 |
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