レディオヘッド、北米短期ツアーを終える

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Radioheadのこれまでで最短の北米ツアーは、10月20日、ロサンゼルスのGreek Theatreで最終日を迎え、公演はソールドアウトとなった。

この夜はバンドのムードぴったりに涼しく、うっすらと霧がかっており、会場に駆けつけた8000人以上のファンが、全23曲、2時間強のライヴを楽しんだ。この日の演奏はCD未収録曲を織り交ぜながら、新アルバム『Kid A』の曲を中心に行なわれた。

観客は、まだなじみの薄い曲が多いことも、まったく気にしていなかったようだ。おそらく、『Kid A』を予想外のBillboardアルバムチャート初登場1位へと押し上げた原動力、つまりバンドの思い入れとファンを大切にする姿勢を強く心に刻み付けていたのであろう。ファンに人気の“Karma Police”“Airbag”“My Iron Lung”“Fake Plastic Trees”も演奏された。

この日のロサンゼルス公演は、北米滞在9日間のうちの3公演のみのツアーの最終日だった。他の2公演は、ニューヨークとトロントで行なわれた。この他、バンドは10月14日にTV番組『Saturday Night Live』に出演し、ライヴを披露した。

正規の北米ツアーは'01年に行なわれる予定で、バンドが持参する“ブルー・テント”を使用して行なわれることになるだろう。これは仮設の会場設備で、バンドは既存の会場や企業スポンサー付きの設備を利用しなくてすむことになる。

ロサンゼルス公演の演奏曲目は下記の通り:
「The National Anthem」
「Morning Bell」
「Airbag」
「In Limbo」
「Optimistic」
「Lucky」
「My Iron Lung」
「You And Whose Army?」
「No Surprises」
「Dollars And Cents」
「Fake Plastic Trees」
「Talk Show Host」
「How To Disappear Completely」
「Paranoid Android」
「Idioteque」
「Just」
「Everything In Its Right Place」

アンコール
「I Might Be Wrong」
「Climbing Up The Walls」
「Karma Police」
「Pyramid Song」

2ndアンコール
「Motion Picture Soundtrack」
「Street Sprit」(フェイドアウトで終了)

記:Neal Weiss、ロサンゼルス
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