ブラインド・メロンのShannon Hoonを偲ぶ

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今から5年前の10月21日、Blind Melonのヴォーカル/ソングライターのShannon Hoonは、ニューオーリンズのライヴハウス「Tipitina」の外に駐車してあったバンドのツアーバスの中で死んでいるのを発見された。バンドはその晩、そこでライヴを行なう予定だった。死亡から1カ月後、検死官により死因は麻薬の過剰服用と正式に確認された。

Blind Melonの他のメンバーは、その悲劇によって、これまで活動を抑えていたが、Christopher Thorn(ギター)とBrad Smith(ベース)の2人は今年初めにUnified Theoryを結成、同名のデビューアルバムで再浮上した。

Thornは、どんなときもHoonのことを忘れはしない、とLAUNCHに語った。
「毎日、そういうことに対処するんだ。友達を失うということは、誰にでもいつでも起こりうると思う。友達のことを忘れず、前進していかなければならない。前には進むけれど、亡くなった友達のことは心に留めておくんだ。Shannonは家族の一員みたいだったし、バンドのメンバーでもあり、友達だった。悲劇をバネにして、大きな人間になるよう努力しなければいけない。そうすると、思ったより物事がもっと重要性を帯びて見えてくるだろう」

'95年の悲劇の直後、ニューオーリンズ警察は、その夜バスが公演準備のために会場に到着したとき、Hoonは2名のサウンドエンジニアとともに車内で眠っていたとLAUNCHに情報を寄せた。数人のバンドメンバーとスタッフがHoonを起こそうとしたがうまくいかず、緊急医療スタッフが現場へ向かい、蘇生を試みたが徒労に終わった。その後、バンドは解散した。

Blind Melonは“No Rrain”をはじめ数曲のヒットを出している。HoonにはNico Blue Hoonという名の娘が1人いる。

記:Darren Davis、ニューヨーク、Neal Weiss、ロサンゼルス
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