【インタビュー】Ado、デビュー5周年記念ベストアルバムが最強「いろんな歌をいろいろな言語で歌ってみたい」

ポスト
no_ad_aritcle

社会現象を巻き起こしたデビューシングル「うっせぇわ」配信限定リリース(2020年10月)から5年目。唯一無二の歌声と表現力を持つ歌い手・Adoが2025年4月9日、メジャーデビュー5周年記念『Adoのベストアドバム』を発売する。

◆Ado 動画 / 画像

『Adoのベストアドバム』は全40曲収録のCD2枚組。デビュー曲「うっせぇわ」をはじめ、「ギラギラ」「踊」「新時代」「唱」など、今一番再生されているAdo楽曲を中心にセレクトされたことに加え、新曲2曲とこれまで未配信だった「Hello Signals」も収められるという意味では、最強のアルバムといって過言でない。

自身初のベストアルバム『Adoのベストアドバム』はもとより、メジャーデビュー5周年への思いについて語ったインタビューをお届けしたい。


   ◆   ◆   ◆

■インプットとアウトプットは
■変わらず大事にしている


『Adoのベストアドバム』に収録された2曲の新曲が、jon-YAKITORY書き下ろしによる丸紅とのタイアップ楽曲「ロックスター」と、『ジョージア』新CMソングにしてHoneyWorks書き下ろしの「わたしに花束」だ。初のタッグとなるHoneyWorksについて、Adoは以下のようなコメントを発信している。

「ジョージアの新CMソング「わたしに花束」を書き下ろしていただいたのはHoneyWorksさんです。私自身、HoneyWorksさんの楽曲はとっても大好きで、学生時代に楽曲の歌詞や、前向きな言葉に背中を押されてきました。今回自分がとっても前向きで誰かの心の支えになれるような楽曲を歌えて、ジョージアの新CMにもぴったりなのではないかなと思っています」──Ado

そして完成した「わたしに花束」は、『ジョージアで、私の今日が動き出す。』という新キャンペーンのテーマにマッチしたポジティヴソングとして届けられた。

「出勤前や通学前など、朝、頑張りたい時に皆さんの背中を押してくれるような元気に溢れた素敵な1曲になっておりますので、たくさん世代の皆さまに聴いていただきたいです」──Ado



また、Adoの楽曲ではお馴染みとも言えるjon-YAKITORY書き下ろしの「ロックスター」も、ベストアルバム『Adoのベストアドバム』リリースに先駆けて、ライブで同曲を歌うシーンがCMオンエアされている。

「ロックといえば、jon-YAKITORYさんなのですが。今回もすごくライブ映えするような、聴いていて心が燃えたぎるような、カッコいい楽曲のひとつなんじゃないかなと。私自身もいつか「ロックスター」をライブで披露することをとても楽しみにしております」──Ado



これまで発表されてきた楽曲はもとより、この新曲2曲はAdoが持つ表現力、歌声の幅広さが存分に感じられる仕上がりだ。歌に対して「インプットとアウトプットは変わらず大事にしている」と語るAdoだが、デビュー当初と今では、歌への向き合い方に変化があるという。

「より自分自身を客観視することが増えたのは、ファンの皆さまや支えてくださる皆さまがいてくれるからです。環境について一つ一つ見直したり、皆さまのご意見を踏まえた上で、歌と向き合ったりする機会も多くなってきました。
 デビュー前やデビュー当初は、“自分の歌を聴いてもらいたい”、“自分の思いや考え、存在を見てほしい”という思いが強かったり、感情そのままに歌うことが多かったんです。でも最近は、いろんな歌を歌わせていただいたり、たくさんの経験を重ねたことで、いろんな感情と向き合うことが増えました。
 それに、歌に対してはもっといろいろな歌を歌えるようになりたい、いろんな言語で歌を歌ってみたいという気持ちが高まってきました。「エルフ」は、幅広い世代の方に楽しんでもらえるような楽曲であり、歌い方になっていると思います」──Ado


また、ベストアルバム『Adoのベストアドバム』収録曲の中でデビュー当初の自分に聴かせたい楽曲は、「憧れの歌い手、まふまふさん書き下ろしの「桜日和とタイムマシン with 初音ミク」」だということも明かされた。同曲は、2024年4月開催の<Ado SPECIAL LIVE 2024『心臓』>で初披露となった初音ミクとのコラボレーションソングだ。

「私はずっとボカロ楽曲に支えられて生きてきたので、初音ミクさんと一緒に同じ楽曲を歌えたというのは原点に帰るようでありましたし、まさにそういう楽曲です。もしデビュー当時の自分に聴かせたら、感動で横転してしまうのではないかなと思います(笑)」──Ado



「桜日和とタイムマシン with 初音ミク」が初披露された<Ado SPECIAL LIVE 2024『心臓』>は、女性ソロアーティスト史上初の国立競技場ワンマンライブとして行われたもの。数々の伝説を作り上げている現在22歳のAdoは加速度的な進化を遂げているが、ライブパフォーマンスの成長ぶりについても語ってもらった。

「当初はたどたどしい部分やぎこちない部分がありましたが、今となってはありがたいことにたくさんのライブを経験させていただいて、場数を踏むことでで成長できたと思います。昔より今のライブのほうがもちろん見応えがあると思いますが、逆に昔のライブ映像を観た時にしか感じられない幼さや未熟な部分があって。ファンの皆さまにとっては成長の姿が楽しんでいただけるのかなと思っております」──Ado

◆インタビュー【2】へ
この記事をポスト

この記事の関連情報

TREND BOX

編集部おすすめ