イアン・ギラン「ブラック・サバスが1番重要」

ポスト


ディープ・パープルのフロントマンで、短期間、ブラック・サバスに在籍していたこともあるイアン・ギランが、ブラック・サバス、ディープ・パープル、レッド・ツェッペリンの中で「ブラック・サバスが最も重要」と発言した。

英国の新聞『The Sun』のインタビューで、“聖ならざる三位一体(Unholy Trinity)”と呼ばれた、これら3バンドについて語る中で、ギランは「ある意味、サバスが最も重要だった。なぜなら、彼らなくしてシアトル(グランジ・シーン)やヘヴィ・メタルはないだろうから。あの初期の時代、トニー(・アイオミ)が世に送り出していたものは、素晴らしいの一言に尽きる。とてもパワフルだった」と、ブラック・サバスを称賛し、「あの3バンドは、それまで誰もやっていなかったことをやった」と付け加えた。

また、60年代後半から70年代初期にかけ、英国のバンドがロック界を制覇したのはなぜかと問われると、「僕らは全員、変わり者だったからだ!」と答えている。「僕はアメリカのバンドを聴いていて、“ワオ、彼らはきちんとリハーサルしている。全てが順調に進んでいるじゃないか”と思ってた。だが、ブリティッシュ・バンドは、僕らはクレイジーだった。ステージに上がると、なんでもやった」

“聖ならざる三位一体”という言葉は、当時、彼らと親しかった音楽ジャーナリストたちが思いついたそうだ。「“セックス、ドラッグ & ロックンロール”のようなもので、“聖ならざる三位一体”は俺らの友人の音楽ジャーナリストたちが考え出した。俺らは彼らと一緒に飲んだりしてた。彼らは、みんながやっていたこと、独特で特徴のあることを見て、その言葉にしたんだ」

“聖ならざる三位一体”の中で、唯一、現在に至るまで活動を続けているディープ・パープルは、先週金曜日(7月19日)、ニュー・アルバム『=1』をリリースした。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報