ディープ・パープルの新ギタリスト、演奏するのが難しいリッチー・ブラックモアの曲を挙げる

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Foto: Stefan Brending

スティーヴ・モーズの後任として2022年にディープ・パープルに加入したギタリスト、サイモン・マクブライドが、ライヴでプレイするのが最も難しいリッチー・ブラックモア時代の楽曲は何かとの質問に答え、1つの曲名を挙げた。

『Ultimate Guitar』のインタビューで、マクブライドは「実のところ、大半はそれほど大変ではない」が、「僕を長い長い間、悩ましてきたリックがひとつある。“Lazy”の中にね」と話した。「僕は“Lazy”のソロを彼と同じようにはプレイしていない。“Lazy”は、もうちょっと即興でプレイしてもいいんじゃないか、もうちょっと楽しもうって気分にさせる曲のひとつだ。でも、彼があの曲でやったひとつのリックに対しては、“僕はこれをプレイしなくては”って言ったんだ。すごいリックだよ。超速いわけではない。半音階だらけで、とてもタイトなところでスライドがある。3~4フレット以内でだ」


「僕にとってはそこが1番大変なところだ。その他では、リッチーは完全なる技巧家ってわけではなかった。だから、技術的にはプレイするのはそれほど難しくない。それより、リッチーはクリエイティヴなプレイヤーだった。“Highway Star”には速いパートがある。速いけど、ドリーム・シアターのジョン・ペトルーシのような、とんでもない速さではない。速いがあの曲に適合している。でも、その他では彼はメロディーをプレイしていた」「まあとにかく、“Lazy”のあのリック、いまだ公演の度に僕を悩ませている。“おい、失敗するなよ”って思ってる」

ディープ・パープルは、今週金曜日(7月19日)に通算23枚目で、マクブライドが加入後、新ラインナップで制作された初のスタジオ・アルバム『=1』をリリースする。

バンドはこの夏、ヨーロッパ各地で開催されるフェスティバルに出演後、8月14日より約1ヶ月、イエスと北米ツアーを行う。

Ako Suzuki
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