ブルース・ディッキンソン、人生最大の恥は「ヒーローであるイアン・ギランの靴の上に吐いたこと」
アイアン・メイデンのフロントマン、ブルース・ディッキンソンは、彼のヒーローであるディープ・パープルのヴォーカリスト、イアン・ギランの靴に吐いてしまったことを人生最大の恥だと悔いているそうだ。
英国の新聞『The Guardian』の<The Q&A>シリーズで、「これまでで最も恥ずかしい出来事は?」と問われたディッキンソンは、こう答えている。「俺のヴォーカル・ヒーローの1人、ディープ・パープルのシンガー、イアン・ギランの靴の上に吐いたことがある。彼はタオルと共に俺をタクシーに乗せ、家に帰した」
ディッキンソンは3年前、英国BBCラジオ2の番組『The Rock Show with Johnnie Walker』の“ロック・ゴッド”について語るコーナーで、彼にとってのロックの神はイアン・ギランだと言い、サムソン時代に起きたというこの出来事について、より詳しく話していた。
「俺ら、イアン・ギランのスタジオでアルバムを作ったんだ。みんなでパブに行って飲んでたら、俺の神、イアン・ギランが入ってきた。“やあ、なんて素晴らしいヴォーカリストだ。シンガーは誰だ?”って言われたんだよ。その瞬間、俺は突然、吐きたいって衝動に襲われた。大急ぎでその場を離れ、トイレで45分くらい吐いてた。そしたら、俺のアイドルが来て、ドア蹴って、“大丈夫か、出て来い、タオルで拭いてやる”って……。彼は俺をタクシーに乗せ、家まで送ってくれた。俺はこのことを絶対に忘れないし、彼も俺に忘れさせないようにしている」
3月に新ソロ・アルバム『The Mandrake Project』をリリースしたディッキンソンは、今週、3ヶ月に渡り開催したソロ・ツアーを終え、9月1日からアイアン・メイデンの2024年のツアーをオーストラリアで開幕する。オーストラリア/ニュージーランドの後、9月22~29日に日本ツアーが行われる。
Ako Suzuki
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