ダイソンからヘッドホン「Dyson OnTrac」登場

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ダイソンからヘッドホン「Dyson OnTrac」が発売となる。日本での発売時期、及び価格は未定だが、ちょっと注目しておきたいアイテムだ。

2023年には「Dyson Zone」と名付けられた、ノイズキャンセリング空気清浄ヘッドホンが発売となったが、今回発表された「Dyson OnTrac」は、空気清浄機能は付いていない純粋なノイズキャンセリング・ヘッドホンだ。

なぜあのダイソンがヘッドホンを…という素朴な「?」が頭に浮かんでいる人も少なくないだろう。掃除機を始め、扇風機やファンヒーター、空気清浄機からドライヤーといった家電ブランドがなぜ?と思うところだが、ダイソンが開発してきた商品のほとんどが空気の流れを取り扱う商品であり、同時に大きなノイズを発生させてしまう商品群でもある。ノイズ対策として不要な音をカットし、空気振動である「音」自体をコントロールする技術とそのノウハウは社内に多く蓄積しており、その知見をもってヘッドホンを開発する流れはごく自然なものだったという。なるほど、ダイソンの製品開発は「音の制御」の歴史でもあったわけだ。

業界最高クラスのノイズキャンセリング機能は、1秒間に384,000回もの周囲の音をモニタリングすることで、最大40dBまで低減するという。ヘッドホン自体の基本性能も高く、6Hz~21kHzというレンジをカバーする。人間の可聴域を超えた音域となっているので、スペックとしてはこれ以上望むべくもない。







完全ワイヤレス設計だが、最長55時間のリスニング時間を誇り、1回の充電で約2週間使用可能となっている。大容量のバッテリーを内蔵する必要があるわけだが、ヘッドバンド部分に広く均一に内蔵させ、最適化されたクランプ力で広い接点で頭にセットされるため、重さを感じさせない設計となっている。



また、ファッション性を高めるべく、アルミ製のハウジングカバーとイヤーパッドには基本の4色に加え、様々なカラーリングがオプションで用意され、各パーツを購入することで様々なカラーリングを楽しむこともできる。ハウジングカバーとイヤーパッドの交換も簡単だ。イヤーパッドの使用感はヘッドホン自体の装着感や使い心地に大きく影響するが、高反発ウレタンフォームクッションとウルトラソフトマイクロファイバー素材は、とても気持ちの良い触り心地で、ストレスは最小限に抑えられている。











◆ダイソン・オフィシャルサイト
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