イスラエル出身の注目ピアニスト“ニタイ・ハーシュコヴィッツ”、2024年に設立55年を迎えるECMからソロ・デビュー
イスラエル出身の注目ピアニスト、ニタイ・ハーシュコヴィッツがECMからソロ・ピアノ・アルバム『コール・オン・ジ・オールド・ワイズ』をリリース、日本盤も2024年1月10日にリリースされる。
◆ニタイ・ハーシュコヴィッツ 関連映像&画像
本作は彼のパワフルでピアニスティックな創意工夫を、主に即興のソロ・セッティングで表現していると言える作品。ニタイの即興演奏は、まるでリアルタイムで創作される楽曲のように展開する。 「一度にいくつかの時代の音楽と演奏しているようなもので、AR(拡張現実)のような環境です」とニタイはコメントしている。ニタイはこれまでサックス奏者オデッド・ツールのカルテットのメンバーとして、『Isabela』、『Here Be Dragons』といった2枚のECM作品に参加しているが、本作はECMからの自身名義の初リーダー・アルバムとなる。
モロッコ人の母とポーランド人の父の間に生まれたニタイは、もともとクラリネットで音楽の道を歩み始め、15歳でピアノに転向した。ジャズと即興音楽は10代を通じて彼の音楽的探求の中心であり、特にソニー・ロリンズの特異性に強い関心を寄せていた。この時期、ニタイはテルアビブ近郊のジャズ・コンクールで何度か優勝したが、その後、クラシック音楽への関心が深まり、ジャズ(オメル・アヴィタルとベーシストのアヴィシャイ・コーエンi.a.に師事)とクラシック・ピアノ(メナヘム・ワイゼンバーグとアミール・ペドロヴィッツに師事)の両方を学ぶようになった。アヴィシャイ・コーエンのトリオに5年間在籍した後(2011~2016年)、ニューヨークに移り、数々のグループで演奏したが、中でもオデッド・ツールのカルテットには現在も参加している。最近ではイスラエルに戻り、電子音楽家ユヴィ・ハヴキン(別名レジョイサー)やドラマー、アミール・ブレスラーとのコラボレーションなど、さまざまな音楽プロジェクトに携わっている。
『コール・オン・ジ・オールド・ワイズ』
品番:UCCE-1203
https://Nitai-Hershkovits.lnk.to/COTOWPR
◆ニタイ・ハーシュコヴィッツ オフィシャルサイト
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