ガバナーを始め、マーシャル・エフェクター4モデル限定復刻

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マーシャル創立60周年記念を記念し、「The Guv’Nor」「Bluesbreaker」「Shredmaster」「Drivemaster」の4モデルが、復刻版として国内数量限定で発売となる。

The Guv’Nor(ガバナー)は、初のマーシャル製エフェクターとして登場したもので、1988年にマーシャルのエンジニアであるSteve Grindrodが「マーシャル・スタックのサウンドをペダルに取り込む」という命題を受け、設計・発売されたものだ。当時は、多くのブルース、ロック、ヘヴィメタル系のプレーヤーに歓迎され、愛用者を増やしていたが、その後1990年リリースとなったゲイリー・ムーアのアルバム『スティル・ゴット・ザ・ブルーズ』のアートワークで、ゲイリー・ムーアが弾くレスポールの足元にこのガバナーが写り込んでいたことで、更にその人気に拍車がかかることとなった。



Drivemaster(ドライブマスター)はガバナーをベースに、回路の簡素化や低域のゲインを加えるなどのアップデートが施され、リアルな真空管マーシャルサウンドを再現するアンプライクなオーバードライブとして設計されたモデルだ。ブルージーなオーバードライブからブライトで切れ味鋭いディストーションまで、幅広い汎用性を持っている。



Bluesbreaker(ブルースブレイカー)は、その名の通り、よりヴィンテージなマーシャルサウンドが再現されたモデルで、コンボアンプ「1962」を思わせる低めのゲインと滑らかなトーンが特徴だ。スティーヴ・クラドックやジョン・メイヤーも愛用者のひとり。



一方、Shredmaster(シュレッドマスター)は、ヘヴィメタル市場に向けたハイゲインなモデルとして開発されたモデルだが、ローゲイン設定でも魅力的なサウンドを得ることができる。ガバナーやドライブマスターよりもハイゲイン時の高域が抑えられているため、より滑らかなトップエンドを持ち、中域のキャラクターを調節するコントロールの搭載と相まって、多彩な音作りが可能となっている。レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドがアルバム『ザ・ベンズ』の全編で使用しており、ブラーの「Song 2」のベースラインでもこのシュレッドマスターが使用されている。





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