山下洋輔、トリオ最初期の名盤2タイトルLP発売

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山下洋輔トリオ最初期の名盤2タイトルLPが発売、2022年10月19日(水)、トレーラーが公開された。

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山下洋輔トリオ名義第1作、歴史的名盤「DANCING古事記」が52年ぶりLP再発売。本作は1969年7月、バリケード封鎖された早稲田大学構内で行なわれた山下洋輔トリオ(W/森山威男、中村誠一)の壮絶な、壮絶としかいいようのない演奏を収めたライブ盤。当時、(唐十郎・状況劇場から独立したばかりの)麿赤児と作家デビューしたての立松和平の自主制作LPとして発売、そのオリジナル盤どおり52年ぶりの再発売となる。アジ演説(A1)から始まり、それをぶった切るかのようにスタートする山下洋輔永遠のテーマたる「テーマ」(A2)は高速/爆音/疾走/音の洪水なるスイングが15分、山下得意の肘打ち連発。中村誠一作「木喰」(B1)は、そのソプラノがスピリチュアルに響き渡るバラードに始まり、しかし狂宴の乱へ。そして全てにおいて疾風怒涛の森山威男のドラミングの凄まじさたるや。異様なハイテンション60年代新宿を代表し昭和の熱い時代を切り取った一大ドキュメントと言えるだろう。

もう一作は、モハメド・アリ×山下洋輔トリオ、ドキュメント傑作「エイプリルフール」が50年ぶりとなるLP発売だ。「家畜人ヤプー」出版、ネッシー騒動、オリバー君フィーバー、アントニオ猪木×モハメドアリなどをプロデュースした戦後最大の“虚業家”康芳夫を全権プロデューサーに、「話の特集」編集長・矢崎泰久が構成した世紀の奇盤、オリジナル盤どおり50年ぶりLP発売。1972年4月武道館で行なわれたモハメド・アリ対フォスターのドキュメント(来日記者会見、インタ ビュー、試合実況など)の中に、山下洋輔トリオ(W/森山威男、中村誠一)の演奏(「クレイ」「サンドバッグ」「ケイコタン」「ラフィング」など全6テイク)が入る先鋭的コラージュ作品だ。


『DANCING古事記』

2022年12月7日
SUPER FUJI DISCS
FJSP473  3,840円+税

■収録曲
A1アジ演説
A2. テーマ
B1. 木喰

山下洋輔 ピアノ
中村誠一 サックス
森山威男 ドラムス
1969年7月 早稲田大学


『April Fool~キャシアス・クレイの死ぬ日』

2022年12月7日
SUPER FUJI DISCS
FJSP474  3,880円+税

■収録曲
A1 ”モハメド・アリ” コール
A2 レイ
A3 モハメド・アリ vs マック・フォスター戦 発表記者会見NYベニハナ
A4 サンド・バッグ
A5 モハメド・アリ自宅でのインタビュー
A6 ケイコタン
B1 来日記者会見
B2 ラフィング
B3 アリへ ロッキー青木の質問
B4 クレイ
B5 フォスター戦計量記者会見
B6 クレイ
B7 "キャシアス・マーセラス・クレイII" 奴隷ネームを葬る10カウント

A-2, 4, 6 B-2, 4, 6 山下洋輔トリオ
山下洋輔 ピアノ
中村誠一 サックス
森山威男 ドラムス

◆diskunion DIW オフィシャルサイト
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