スリップノット、ファンを“マゴット”と呼ぶ理由

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Photo by JONATHAN WEINER

スリップノットのファンは“マゴット(Maggot/蛆虫)”との愛称を持つが、ショーン・クラハンが彼らをそう呼び始めた理由を説明した。

クラハンは、英国の新聞『The Independent』のインタビューでこう語った。「俺は以前、よく死んだ鹿の写真を撮っていたんだ。その胃はマゴットでいっぱいだった。スリップノットはバンドとして様々なことに取り組んでいる。俺は、マゴットは最悪なものに取り組んでるんだなって思った。死やクソなんかだ。そして最終的に羽が生え、ハエになる。そのハエが戻って来て、卵を産むんだ」

彼は、そこが気に入ったようだ。「14のとき自分の中に反抗心が芽生え、世界からノーと言われる中、俺らを聴いたとする。俺らは、君がイエスと言える自信を発見する助けになるわけだ。そして、君には結婚したり、子供や仕事なんかを持つ日が来る。スリップノットはまだ聴いていたとしても、日常のものではなくなるわけだ。俺がファンをマゴットと呼ぶのは、羽が生え、そして戻って来るからだ。もし俺らがラッキーなら、彼らは子供を連れて戻って来る。俺はいま、2世代、3世代のマゴットを持つ。クールだ」

スリップノットは、マゴット待望のニュー・アルバム『The End, So Far』を先週金曜日(9月30日)にリリースした。彼らは4枚目のスタジオ・アルバム『All Hope Is Gone』(2008年)から『.5: The Gray Chapter』(2014年)、前作『We Are Not Your Kind』(2019年)まで3作連続で全米1位を獲得している。



Ako Suzuki
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