マイケル・シェンカー、K.K.ダウニングの「ヘヴィ・メタルにフライングVを持ち込んだのは俺が最初」発言に苦言

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元ジューダス・プリーストのギタリスト、K.K.ダウニングが「ヘヴィ・メタルにフライングVを持ち込んだのは自分」と発言したことに対し、マイケル・シェンカーが苦言を呈した。

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ダウニングは4月に公開された『full in bloom』のインタビューで、「ヘヴィ・メタルにフライングVを持ち込んだ最初の人物は俺だ。いまやフライングVはメタルと同義で、リッチー(・フォークナー)とアンディ(・スニープ)ふたりともフライングVをプレイしている。言うまでもなく、世界中のメタル・バンドがだ」などと話していた。

最近、70年代前半にジューダス・プリーストの公演でダウニングを見たとき「俺の髪型で、ほぼ同じ服装でフライングVをプレイしてた」「デジャヴって感じだった」と、あまりにも自分そっくりで驚いたと『The Metal Voice』に話していたシェンカーは、『Rock of Nations with Dave Kinchen & Shane McEachern』のインタビューでダウニングの発言について問われると、こう批判した。

「承認欲求があったり、自分が最初で、全て自分の手柄にしたいって必死な奴らがいる。俺の兄みたいなのがな。信じられないよ。俺は期待なんかしてないがな。そういう連中は、俺を踏みにじったり食い物にしたり、自分の功績にできると思ってるんだから。メタリカが、ギャロップを考案したのは自分らだって言っていると聞いたことさえある。俺は、(UFOの)「Rock Bottom」でギャロップをやってた。かなり前のことだ。ああいう連中はクレイジーだ。名声が欲しくてたまらないんだ」

そして再度、「74年か75年だ。19歳のとき、ガールフレンドと一緒にジューダス・プリースト(のギグ)を観た。彼らがステージに上がったとき、俺と彼女は顔を見合わせたね。彼(ダウニング)は俺にうり二つだった」との話を繰り返し語り、「誰もが、彼がマイケル・シェンカーのファンなのは知っている。なのに、なんでそもそも、こんな嘘をつくのか? クレイジーだ」と苦言を呈した。

「正直言って、俺はショックだよ。嘘をつくほど必死だとはな」「でも、俺はたくさんのことを目にしたり耳にしてきた。もはや、どんなことにも驚かない」




Ako Suzuki

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