【ライブレポート】西片梨帆、心に寄り添う歌詞の魅力と様々な表現を魅せつけたライブ企画
西片梨帆とHOTSTUFF、会場となるWALL&WALLがコラボしたライブ企画<睦月>が1月29日(土)に開催された。
◆ライブ写真
共演には、2018年に発表した「またねがあれば」が、YouTube上ではカバー等関連動画を合わせると総再生回数が300万回を超えているシンガーソングライターの澤田 空海理を迎えた。
オープン後、続々と集まる観客の期待に包まれる中、澤田 空海理の素晴らしいパフォーマンスで会場が潤った中、西片梨帆の登場。本日は、普段弾き語りのパフォーマンスでは披露しない楽曲も多く披露した。
「セーヌ河、朝。」「我慢できないの」と西片梨帆の切なく心に語りかける歌声に、会場が西片梨帆の世界に引き込まれる。過去の恋から未来へと変わっていく女性の気持ちを歌った「あんな風に愛されてみたかった」。誰かを思い、焦がれては、恥ずかしくなる感情を押し寄せる波とすぐに消えてしまうビールの泡に例えた「海はビア」。1stアルバム『まどろみのひかり』のリード曲「ゆるゆる」、「耐えがたいアイロニー」とミドルテンポでHIP-HOP調な楽曲も披露し西片梨帆のアーティストとしての幅の広さ、「本と最低」では、鋭くも“わかる”と共感してしまう歌詞の魅力を、「まちのなか」では、爽快で透明感のある一面などバラエティに富んだ様々な西片梨帆を魅せていく。
人気曲「元カノの成分」では、会場の女性ファンの目に涙が浮かび、西片梨帆の人の心に寄り添う歌詞の魅力を痛感させられた。
ライブの楽しさを噛みしめつつ、「自分が好きな自分でいてください」と会場に足を運んでくれたファンに思いを述べ、最後に「ボブディランが止まらない」を披露。会場の鳴りやまない手拍子に再度登場し、改めて会場の全ての方、澤田 空海理にも感謝の気持ちを述べ、一日の最後に「忘れる」を披露し幕を閉じた。
■公演情報
2022年1月29日(土)東京・表参道WALL&WALL
[出演]
澤田 空海理
西片梨帆
[セットリスト]
M1. セーヌ河、朝。
M2. 我慢できないの
M3. あんな風に愛されてみたかった
M4. 海はビア
M5. ゆるゆる
M6. 耐えがたいアイロニー
M7. 本と最低
M8. まちのなか
M9. 元カノの成分
M10. ボブディランが止まらない
En:忘れる