Nord、ステージで使うためのピアノを追求した2モデルを発売
ステージピアノ「Nord Piano 5」の2モデル、「Nord Piano 5 88」「Nord Piano 5 73」が2月18日に発売される。
赤いボディがトレードマークのNordキーボードは、その操作性が高い評価を受け、世界のトッププレーヤーをはじめ広く愛用されている。発売されるステージピアノ「Nord Piano 5」は、ハンマー・アクション鍵盤を搭載し、Claviaが創業以来一貫して追求してきた「ステージで使うための楽器」として、プレーヤーがストレスなく演奏に集中できる分かりやすい操作体系、定評のあるピアノ音色・サンプル音色などを搭載し、より豊かに演奏できるようになっている。
▲Nord Piano 5 88(88鍵)
▲ Nord Piano 5 73(73鍵盤)
「Nord Piano 5」は、完全に独立した2系統のピアノ・セクションと2系統のサンプル・シンセ・セクションを搭載し、スプリット、レイヤー機能を同時に使用できる。これにより、シンプルなピアノからエレクトリックピアノのレイヤーにパッド、ベルを加えた最大4レイヤーの豪華なアンサンブルまで、幅広い演奏表現が可能。またインターフェースにより、演奏中でもトランスポーズやスプリットポイント、レイヤー設定などの操作が瞬時にできる。音色を切り替える場面では、シームレス・トランジション機能により、音が途切れることなく滑らかな音色が変化する。
鍵盤は、実際のピアノに近い弾き心地を追求。Nord独自のバーチャル・ハンマー・アクション・テクノロジーにより、打鍵の強弱やハンマーの複雑な物理動作を感知し精緻に反応。音連打など鍵盤が上がり切る前に打鍵を繰り返す演奏も、トリプル・センサーによって正確にスムーズにできる。また、それぞれの鍵盤ユニットは全鍵が等しいレスポンスとなるようNordファクトリーで細かく調整されている。
ピアノ・セクションにはレイヤーやスプリットで同時に使用できる2つのピアノ・エンジンを搭載し、ファクトリーバンクには、それぞれ9種のグランドピアノとアップライトピアノ、10種のエレクトリックピアノの他、クラビネット、デジタルピアノ、マリンバ、ビブラフォンを収録。また、ピアノの弦の複雑な共鳴を正確に再現し、ペダルを踏んで押鍵した際に聴こえるピアノ内部の共鳴音も付加するNord独自のストリング・レゾナンスに対応している。同梱のNord Triple Pedalには、サスティンペダルに加えソフトペダル、ソステヌートペダルが装備され、ダンパーを上下させる際に発生するメカニカルノイズを鳴らす、ペダルノイズ機能も使用できる。
サンプル・シンセ・セクションは新たに設計され、ソロの管楽器、ストリングス、ベース、ギター、そしてクラシックシンセらしいアナログリードやベースなど、幅広いサウンドライブラリーが追加された。Nord Sound Managerを使えば、全ての音色は入れ替えが可能。また、Mac、Windows対応のソフトウェア Nord Sample Editor(無償)を使えば、自分だけのサンプル音色を作ることができる。サンプル・シンセ・セクションは完全に独立した2系統のレイヤーがあり、それぞれでアタック、ディケイ・リリース、そしてベロシティ・レスポンスの設定ができる。ソフト、ブライトの設定で、手軽にサウンドのトーン調整ができ、ユニゾンをONにすると、いくつかのサンプルを重ねたような、リッチでアンサンブルのような音色にすることもできる。Tru-Vibratoは、管弦楽器のビブラートの特徴を正確にモデリング。シンセサウンドでは、モノフォトニックサンプルが追加されレガート演奏が可能になっている。
エフェクト・セクションには幅広いステレオエフェクトが搭載され、クラシックなボックスタイプのエフェクターのように手軽にエディットできる。エフェクトはピアノ・セクション、サンプル・シンセ・セクションのいずれのレイヤーにも自由にアサインできる。
製品情報
440,000円
2月18日発売
「Nord Piano 5」
407,000円
2月18日発売
※ソフトケース:Nord Piano 5 88用(Soft Case Stage 88/Piano 88)は発売済
Nord Piano 5 73用は2022年2月発売予定
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