【NHK紅白】司会・大泉洋「私は11時45分で終わらなくていいという紅白過激派なので」、川口春奈「ビシバシ行きます」

大みそかに放送される『第72回NHK紅白歌合戦』のリハーサルが行なわれている。

◆大泉洋、川口春奈、和久田麻由子アナウンサー 画像

リハーサル囲み取材に最後に参加したのは司会を務める大泉洋と川口春奈、和久田麻由子アナウンサー。今回の紅白ではこれまでの“紅組司会”、“白組司会”、“総合司会”という枠組みを超え、番組の進行を担当するとともに、出場する“すべての歌手・アーティストを応援する存在”として番組を盛り上げる。

囲み取材では、まず3人が1人ずつ番組への感想・意気込みについて述べた。

■大泉洋
「去年に引き続きまして2年目の紅白司会をさせていただきまして大変に光栄に思っております。先程までリハーサルをしておりましたが、昨年に比べますと圧倒的にどこか華やいだといいますか明るい、やはり去年はどこかで緊張感の漂う紅白だったと思いますけども、今年は去年に比べるとステージに応援の人達が出てきたりだとか、誰かが歌っている時に我々や他のアーティストが応援できたりだとかそういった演出がありますし、気を緩めることができるというか、見てて楽しい雰囲気のすごく伝わる紅白だと思います。期待してもらえればと思っております」

■川口春奈
「先程まで、これからもですがリハーサルをしておりまして、もうすぐだなというワクワク感と、少し緊張も持ちながらやらせていただきました。今年はお客さんも入ってくださるということで、年末を締める楽しいお祭りのような紅白に参加させていただけることを大変光栄に思っております。自分自身楽しみながら明日臨みたいと思います」

■和久田麻由子アナウンサー
「今の心境というのは、早くこのステージを視聴者の皆さんにお届けしたいという気持ちと、お二方とご一緒させていただきながら素晴らしい歌手のみなさんのパフォーマンスをお届けする時間が明日で終わってしまうのかという、まだ終わってほしくないという気持ちがないまぜになっております。今年はステージの演出・デザインも非常にみずみずしく生命力あふれるカラフルさというのを画面からも感じていただけると思います。ぜひそのあたりも注目していただきたいと思っております」

NHK紅白歌合戦は生放送ということで、報道陣からは大泉のアドリブがどこまで飛び出すかにも注目が集まった。大泉は「手応えはビシビシ感じていますね。ディレクターには若干大泉さん前に出すぎていると言われました（笑）。今年は楽しいですよ。アーティストの皆さんのパワーが凄いからものすごく楽しいです」と盛り上げるトークをしつつ、自身の司会業については「私は2年目ということで今年は強く思うんだけど、あまり時間にとらわれることはないんじゃないかと思って。こんな楽しいイベントに時間の制限をつけるってのは野暮ですよ。なんで年を越しちゃいけないのかと」「私は11時45分で終わらなくていいという紅白過激派なので」ともっともらしく語り進行役から「そうは言いましても生放送なので…」とやんわり止められるシーンも。

また、川口は大泉について「本当に明るくってたくさんおしゃべりをしてくださる方なので、時間はおいといて精神的に私の心が安らぐ楽しい大先輩です。大泉さんが隣にいるとすごく安心感があります」とコメント。横から大泉が「でも、春奈ちゃんは時間気にしないといけないんじゃないかと思うから」と乗せていくと「そうですね。明日はビシバシ行きます」と気合をいれ、大泉が「そうだね。初めての役目かもしれないけど」とさらに乗せていく流れにも「任せてください。責任重大ですね。和久田さん頑張りましょう」と掛け合いを引き受けた。

今年1年を漢字1文字に例えると？　という問いには大泉と川口も参加した。

川口は「実」。「紅白に出させていただくこともそうですし、初めてのことへの挑戦というか。お仕事したかった方とお仕事できたり、自分がしたことのないことにチャレンジできたり、夢が実った充実した一年だったなと思います」

大泉は長考した後に「働」。「働いたかな。幸せだと思いました。今年も忙しくさせていただけたのでね。毎年のことだと仕事ができなかった年もありましたから。今年はコロナの中でも気をつけて働くことができたかなと思います。僕は役者だったので。じゃあ『働』で」

『第72回NHK紅白歌合戦』は、12月31日（金）19時30分よりNHK総合・BS4K・BS8K・ラジオ第1にて放送される。