Akai Professional「MPC One」の限定カラー レトロモデル、「MPC One Retro」リリース

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Akai Professionalから、PCを使わず本体のみで動作するスタンドアローン機「MPC One」の限定カラーモデルが登場。伝統の名機のクラシック・カラーレイアウトを引き継いだ「MPC One Retro」が5月27日に発売される。

「MPC One Retro」は、マルチコアCPUによる現行MPCのスタンドアローン機としての強力な性能や、最新のMPCワークフローをそのままに、伝統の名機のクラシック・カラーレイアウトを引き継いだ限定モデル。名機「MPC60」「MPC3000」「MPC2000」のクラシックな雰囲気を追体験することができるだけでなく、スタンドアローンMPCに期待される機能のすべてを搭載している。レトロカラーの限定モデルとしては、「MPC Live II Retro Edition」がこの春発売されたが、すでにほぼ完売となっているようだ。新登場の「MPC One Retro」も注目を集めること必至。気になる方は早めにチェックしてほしい。


「MPC One Retro」の機能は通常モデルと同様。重要なパラメーターにマッピング可能な4基のタッチ・センシティブ・コントロールと大型のデータエン コーダー、豊かな表現力と妥協なきレスポンスを実現する16のベロシティ/プレッシャー・センシティブRGBパッド、ノート・リ ピート、フル・レベル、16レベル、トランスポート・コントロールなどのMPCの主要機能を網羅している。また、既存システムとの統合も容易。USBコントローラーの接続、標準フォン出力を搭載した楽器との接続、MIDI機器やCV/Gateモジュール/ラックのコントロール機能なども備えている。

コンピューター・ベースの制作という制限からの自由をもたらすスタンドアローン・モードと、DAW中心のクリエイティブな探求を実現するコントローラー・モードを備えるのも特徴の一つ。「MPC One Retro」とMPC 2ソフトウェアにより柔軟な音楽制作が可能になる。MPC 2ソフトウェアは128トラックシーケンス機能、リアルタイム・タイムストレッチ、クリップ・ローンチ機能、高度なMIDI編集、コントローラー・モードにおけるVSTとの互換性、Mac/PCでのスタンドアローン使用、高度なサンプリングとオーディオ編集/録音機能を組み合わせた最先端の制作環境、DAWとのシームレスな統合、再設計されたGUIといった特徴を備えている。


▲リアパネルには標準フォンのTRS入出力に加え、5ピンMIDI入出力、CV/Gate出力、USBメモリーまたはMIDIコントローラー接続用のUSB Type-A、Type-Bポートなどを装備。ミニジャックステレオヘッドホン出力、SDカードスロットは全面に配置される。

本体内のストレージは4GBを搭載(ファクトリー・コンテンツ2GB、ユーザーエリア2GB)、SDカードやUSBメモリーを使って自身のライブラリーにアクセスすることも可能。サウンドの追加も容易に行える。またコンテンツも充実。MPCの定番サウンドに加え、RawCutz、Sample Tools by CR2、F9、Decap MSX Sound Design、MVP Loopsなどのサウンドデザイナー制作のドラムサウンド&ループライブラリーが付属。さらにインストゥルメン ト・プラグインElectric、Tubesynth、Bassline、ミキシング/マスタリング用のAIR FXも装備しており、即座にプロフェッショナル・クオリティーの楽曲を制作することが可能だ。

製品情報

◆MPC One Retro
価格:オープン(税込市場想定価格 89,800円)
発売日:2021年5月27日
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