レゲエ界のパイオニア、トゥーツ・ヒバート死去

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ジャマイカのレゲエ、スカ、ロックステディ・バンド、トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズの中心的人物、トゥーツ・ヒバートが9月11日、77歳で亡くなった。先月末、病院で昏睡状態にあると伝えられていた。新型コロナウイルスの感染が疑われていたという。

◆トゥーツ・ヒバート画像

トゥーツ・アンド・ザ・メイタルズはTwitterを通じ、「今夜、ジャマイカ、キングストンの病院で家族に囲まれる中、安らかに息を引き取った」と、その訃報を伝えた。



ヒバートは、1960年代にトゥーツ・アンド・ザ・メイタルズを結成し、ボブ・マーリーらと並び、レゲエ界で最も影響力のあるミュージシャンの1人と敬愛されてきた。1968年にリリースした「Do The Reggay」で初めて“レゲエ”という言葉を曲のタイトルに入れたのが彼だった。

ジャマイカで30以上の曲が1位に輝き、先月終わりにはニュー・アルバム『Got To Be Tough』をリリースしたばかりだった。

ボブ・マーリーの息子ジギーは、「伝説のトゥーツ・ヒバートが亡くなった。数週間前に話したばかりで、僕がどれだけ彼を愛しているか伝え、僕ら、笑い、お互いへのリスペクトを共有した。彼は僕にとって父親代わりだった。彼のスピリットは僕らと共にあり、彼の音楽は彼のエネルギーと共に僕らを満たす。僕は決して彼のことを忘れない。RIP MIGHTY & POWERFUL NYAH FYAH BALL」と追悼の言葉を寄せている。



Ako Suzuki
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