いい音爆音アワー vol.114 「なんちゃってレゲエ♪特集」
いい音爆音アワー vol.114 なんちゃってレゲエ♪特集
2020年 8月19日(水)@ニュー風知空知
本来の、と言うか本家のレゲエ(ルーツロックレゲエ)と言えば、ラスタファリズム(1930年代にジャマイカの労働者・農民が起こした、アフリカ回帰を願う宗教的思想・運動)の思想に基づく、メッセージ性の強い歌詞や、ドレッドロックス(特有の髪型)、ラスタカラー(緑・黄・赤)、さらにはガンジャ(大麻)などがつきものですが、そういう思想的なところは置いといて、レゲエ・ビートのあの、“ンチャカ・ンチャカ”ウラ打ちの、気持ちよさだけ拝借したポップミュージックを、私は「なんちゃってレゲエ」と呼んでかわいがっております。「レゲエの皮をかぶったポップス」と言ってもいいでしょう(これも私が言っているだけ)。スカも含めてこのレゲエ・ビートは、ほぼどんな曲でも合わせることができ、しかも元がどんなにシビアな曲であっても、たちまちハッピーに脱力させてしまうという、万能かつ魔法のようなリズムなのであります。
今回は、そんな「なんちゃってレゲエ」を中心に(そうでないものもある)、できるだけバラエティ豊かに選曲してみました。
福岡智彦 (いい音研究所)