Akai Proからパソコンなしで音楽制作&パフォーマンスができる「Force」登場

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Akai Professionaからスタンドアローンタイプの音楽制作/DJパフォーマンスシステム「Force」が登場。Ableton Liveスタイルのワークフローをパソコンなしで実現するマシンだ。

「Force」は、クリップ再生のトリガー、ステップシーケンス、サンプリング、シンセサイザー、7インチマルチタップディスプレイを搭載。最新のワークフローを、面倒な配線が伴うコンピューターなしで行いたいと考えるユーザーのために設計されており、現代的なクリップベースのワークフローをスタンドアローンで実現した最初の音楽制作デバイスといえるマシンだ。

本体にはAbleton Liveライクにクリップ再生をトリガーできる8×8 RGB LEDマトリクスを中心に、7インチフルカラーマルチタッチ・ディスプレイ、グラフィカルなOLEDディスプレイ搭載タッチセンシティブノブ×8、2系統のオーディオ入力、4系統のオーディオ出力、MIDI入出力、そしてモジュラーシンセシンセを統合できるCV/GATE出力を装備。現代的な音楽制作を広くカバーするインターフェイスが用意されている。


▲7インチのマルチタッチ・ディスプレイと8×8のRGB LEDパッドを備えた「Force」のトップパネル。8つのノブにはOLEDディスプレイも用意。

このほかリアルタイムなタイムストレッチとピッチシフト機能、オールラウンドに活躍するAIR Music Technologyによるシンセエンジン「TubeSynth」「Bassline」「Electric」「Hype」も搭載。「Hype」はさまざまなサウンドをカバーするマクロベースのシンセで、いくつかの異なるシンセエンジンを1つの使いやすいパッケージにまとめたもの。また、オーディオトラックも備え、8トラックのステレオ録音が可能となっている。さらにSampleTools by CR2、MSX Audio、Sample Magicをはじめ、業界をリードするサンプルコンテンツ制作会社の必須サウンドを10GB以上収録。248種類のキット、16曲のデモプロジェクト、2500以上のループ、500以上のパターンを備えたForceのコアライブラリの人気の高いサウンドで、すぐに音楽制作がスタートできる。

おもな機能/特徴は以下のとおり。

・スタンドアローン - コンピューター不要
・8×8 RGB LED付きクリップ起動マトリクス
・7インチフルカラーマルチタッチ・ディスプレイ
・マイク / インストゥルメント / ライン入力、出力×4
・1/8” TRS MIDI In / Out / Thru端子(5ピンDINアダプター付属)
・モジュラーシンセをも統合する設定可能なCV/GATE出力×4
・オーディオ/ MIDI / CVシーケンスおよびパフォーマンスに対応する6種類のトラックタイプによるリミックス、マッシュアップ、DJ、プロデュース
・グラフィカルなOLEDディスプレイ搭載タッチセンシティブノブ×8
・リアルタイムなタイムストレッチとピッチシフト
・オールラウンドに活躍するAIR Music Technologyによる4種類のシンセエンジン:Hype、TubeSynth、Bassline、Electric
・8トラックのステレオ録音も可能
・16GBのオンボードストレージ(10GB以上のサウンドをあらかじめ収録)
・RAM 2GB
・フルサイズSDカードスロット
・ユーザーによる拡張が可能な2.5インチSATAドライブコネクター(SATAおよびHDD)
・USBメモリーやMIDIコントローラーを接続できるUSB 3.0スロット×2

Akai Professionalのプロダクトマネージャー、ダン・ギル(Dan Gill)は次のように述べている。

「この製品は音楽制作/DJのパフォーマンスの世界に新次元の創造力とエネルギーをもたらすでしょう。そういう意味でForceと命名しました。Ableton Liveスタイルのワークフロー、8×8クリップ起動マトリックス、グラフィカルなOLEDディスプレイ付きタッチセンシティブ・ノブ、7インチ・マルチタッチディスプレイ、そしてコンピューターからの完全なる解放により、他では得られない創造的体験を得ることができるでしょう」


▲リアパネルにはアナログシンセを制御できるCV/GATE出力×4、MIDI(IN / OUT / THRU)、オーディオ出力×4、XLRによるオーディオ入力、MIDIコントローラーを接続できるUSB端子を用意。

製品情報

◆Force
価格:オープン(市場想定価格 168,000円 税込)
発売日:2019年1月23日
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