【速レポ】モンパチフェス<WWW!! 18>、MAN WITH A MISSION「マトメテ掛カッテ来イ! ハイサーイ!!」

ポスト

オオカミの姿をした生命体と沖縄の守り神であるシーサーが、なんらかの関係があるのかどうなのかは知らない。しかしMAN WITH A MISSIONが、今まで<What a Wonderful World!!>と関係がなかったのは事実だ。もちろん機会はあったはずだが、今回の<What a Wonderful World!!18>が初出演となった。MAN WITH A MISSIONの姿をシーサーに重ね合わせ、神のごとく崇めていると思われる沖縄在住のMAN WITH A MISSIONのファンは、特別な気持ちでここに集結。フェステーマのSEで、すでにファンはカチャーシーである。

◆MAN WITH A MISSION 画像

バンドのSEに切り替わり、スモークも立ち込めるステージに、あのシルエットが浮かび上がれば、神の降臨状態。壮大なイントロダクションと共に「Take Me Under」が始まり、曲が展開する直前で「行クゾ、沖縄!!」とJean-Ken Johnnyが叫んだ。Tokyo Tanakaも掛け声を連発して煽り、二匹は野性的コンビネーションで歌声を轟かす。元気にハジけていくファンの姿が熱い。



「沖縄ノ皆様ノ声ヲ オ聞カセクダサイ」とコーラスを共に響かせながら突入したのは「Raise your flag」。五匹の姿こそ異質だが、歌の中身は勇気を湧き上がらせ、夢に向かって突き進むという、極めてポジティブなもの。そのメッセージが伝わり、激しく気持ちを揺さぶっていく。シーサーばりの神パワーを発揮するMAN WITH A MISSION。

「オ久シブリデゴザイマス。初メテ<モンパチフェス>ニ出サセテ頂キマス。アリガトウ ゴザイマス。準備デキテルカ、ヤレンノカ! 言葉ハ タッタ ヒトツデゴザイマス。テメーラ、マトメテ掛カッテ来イ! ハイサーイ!!」


ラップテイストも濃厚な「2045」を叩きつけると、さすがアメリカ文化が今も残る沖縄、海外ライブを連想させる強力なノリが生まれ続ける。Kamikaze Boyもいつも以上に歪ませたベースサウンドでフレーズを決めまくりだ。そのまま“沖縄”や“モンパチ”や“MAN WITH A MISSION”でコール&レスポンスを起こし、「Take What U Want」へ突入。ギターソロではJean-Ken JohnnyとサポートギターのE.D.Vedderがツインでハモり、Kamikaze BoyはJean-Ken Johnnyの横に並んでファンを刺激する。さらにエンディングでネックにかぶりつくKamikaze Boy。もう彼らの勢いは誰にも止められやしない。キラーチューン「FLY AGAIN」では、腕を突き上げながら左右に揺らすファンも熱けりゃ、両目を光らせながらKamikaze BoyとDJ Santa Monicaはやっぱり煽りまくりだ。

「我々、<モンパチフェス>ニ出サセテイタダクノハ初メテデス。今回、コンナ素晴ラシイ時間帯ニ、恐ラク我々ノ体質ヲ気ニサレテ、最モ適温ノ夕方ドキ ニ 呼ンデイタダキ、アリガトウゴザイマス。空港ニ着イタトキハ夏フェス ジャネーカ ト思ッタケド(笑)。適温デ ゴザイマス。アリガトウゴザイマス」


そんな心地いい気温の美らSUNビーチに、ドラマティックナンバー「Winding Road」を響かせるが、ラストはやはり熱さ極まるライブを「Emotions」で展開。現在も全国ツアー中だけに、バンドのパワーもグルーブもハンパじゃない。それを思いっきり感じながらクラウドサーフするファンも続出。平成最後の夏フェス<What a Wonderful World!!18>を謳歌するファンと五匹だった。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎Daisuke Sakai

【MAN WITH A MISSION@ハブSTAGE セットリスト】

01. Take Me Under
02. Raise your flag
03. 2045
04. Take What U Want
05. FLY AGAIN
06. Winding Road
07. Emotions

■<MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!!18>


2018年11月3日(土・祝) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場
2018年11月4日(日) 沖縄県 豊見城市 豊崎 美らSUNビーチ 特設会場

この記事をポスト

この記事の関連情報