フェンダーのエフェクトペダルに3モデルが追加、ブースター、ファズ、ディストーション登場

ポスト

フェンダーのエフェクトペダルに新モデル「Engager Boost」、「The Pelt Fuzz」、「Full Moon Distortion」が登場。FENDER MUSICAL INSTRUMENTS CORPORATION(以下フェンダー)が、米ナッシュビルで開催中のSummer NAMM 2018で発表した。日本での発売日は未定。

フェンダーの最新ペダルは、南カリフォルニアで設計。スタジオミュージシャン、アーティストといったプロのプレイヤーや、業界の専門家たちの協力を得て製作された。オーディオのプロとして25年、トーンのエンジニアとして12年の経験を持ち、フェンダーのデジタルアンプやチューブアンプの設計を多く手がけてきたエキスパートであるスタン・コーティが設計リーダーを務めた。スタンは、エリック・クラプトン、ジ・エッジ、ジョー・ボナマッサといった、ギタートーンに強いこだわりを持つアーティストたちの要望に応えてきた人物。今回のペダル開発では、そうした経験に基づいた彼独自の視点が生かされている。

「FENDER EFFECTS PEDALSが引き起こす第2波のインパクトをより大きなものにするために、ユニークなラインナップにしました。」と語るのは開発を指揮したスタン・コーティ。「Full Moon Distortionは、今日のラウド・ロックやメタルのギタリストが好むような、幅広いレンジのモダンでアグレッシブなトーンを作り出す、我々が作った初のハイゲインペダルです。The Pelt Fuzzは、ヴィンテージとモダン、どちらにも合ったフレキシブルなトーンを実現します。Engager Boostは、透明感のあるサウンドとカラフルなトーンを作り出す性能を持ち、あらゆる状況に対応するアグレッシブなゲインを得られます」。

ステージで使用を念頭に設計されたフェンダーのペダルに共通する、洗練されたルックスのアルミのボディは、軽量かつ耐久性にも優れ、過酷な使用にも耐える頑強な作り。LEDバックライト付きのコントロールノブとフェンダーアンプにも採用されているジュエルランプで、暗転時や、野外のステージ上でもセッティングがひと目で確認が可能。。使いやすさを追求し、各ペダルには専用マグネット式の9Vバッテリードア(特許出願中)を採用、バッテリー交換をすばやくカンタンに行える。

●Engager Boost
価格:13,000円(税別)
ファットなトーンを実現する、最大20dBの理想的なクリーン・ブーストペダル。3バンドイコライザーに加え、ミドルのFREQUENCYスイッチを搭載することで、好みのトーンを正確に得ることが可能。FETインプットバッファーを内蔵しており、チューブアンプのプリアンプへのシグナルをブーストするのにも適している。トゥルーバイパス/バッファードバイパスの両モードを搭載、さまざまなセッティングに対応する。

●The Pelt Fuzz
価格:16,500円(税別)
LEVEL、FUZZ、TONEといった標準的なコントロールに加え、サウンドの輪郭をつくるBLOOMコントロールを採用。ミッドレンジのブースト/カットを切り替えることができるMIDスイッチと、サウンドに厚みを付加するTHICKスイッチも備える。エフェクターボードのどの位置につなぐこともできるシリコンベースのストンプボックスで、フレキシブルなトーンを実現する。

●Full Moon Distortion
価格:20,000円(税別)
3バンドEQ、Hi-Trebleフィルターなど荒々しいハイゲイン・トーンをイメージ通りにサウンドメイクするための、豊富なオプションを詰め込んだモデル。TEXTUREスイッチで対象/非対称クリッピング・モードを切り替えられ、BITEスイッチはアッパー・ミッド・レンジとハーモニクスをシフトし、ピックのアタック感をはっきりとさせることで、カッティングやブリッジミュートの表現を豊かにする。フットスイッチ・ブーストも搭載するのも特徴だ。

この記事をポスト

この記事の関連情報