【Fender Stratocaster】(東京都 けんじ 55歳)

2025.06.01 11:59

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30歳を過ぎた頃、自分へのご褒美として憧れのフェンダーUSAのストラトを購入。でも音が好みと違った。形から入ったんですね。そこで当時住んでいた東大阪の楽器屋に改造を依頼。ピックアップをシングルサイズのハムバッカーへの変更。ミドルのトーンを外し、リアのトーンへ付け替え。ポッドも変えてもらった。その音に大満足した訳です。

それから20年ほど経って、フレットが減り、経年劣化による変色が進み、チューニングもズレて、太いネックが弾き難いなあと感じてきた…。

そんな時何となくフェンダーのサイトを見ていたらリプレイスメントのネックが売っているじゃないですか。いやーいい時代になりましたね。いろんなパーツが進化していて驚きです。メイプルネック・メイプル指板から、ローステッドメイプルネック・ローズウッド指板へ変えてイメージチェンジ。ラジアスが9.5inch Rから12inch Rに変わったので、ハイポジションの演奏が楽になった。ペグをフェンダー純正のロック式へ変更したのでチューニングも安定。これらをお茶の水の楽器屋でやってもらいいました。ネックやフレットが変わったので音が良くなりました。また大満足した訳です。

ストラトって改造し易くていいですね。レオ・フェンダー氏が修理し易い楽器として考えたおかげです。また数年後にはその時の好みに合わせて改造しているんだろうなあと思う次第です。

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まさにけんじさんのおっしゃるとおり。今でこそ改造しやすいのがフェンダーの最大の特徴でありカスタマイズ・拡張性の広さこそ正義というのが共通認識ですけど、1950年代初頭、当時新たにエレキギターという新たな商品開発をしていたときに「ユーザーが勝手に手を加えることができる」ような設計で良しとしたレオ・フェンダーの革新性が凄すぎますよね。企業が自社製品を設計する時のアイデンティティとかセールスポイントを考えたとき、そこにはギブソンやエピフォン、グレッチ、リッケン…といった競合の存在が大きく作用したことは想像に難くないわけで、バラバラにできる設計こそがブルーオーシャンに見えたのでしょう。彼がギタリストじゃなかったという点も、この大胆な決定を後押しさせたミラクルポイントと思いますよね。(BARKS 烏丸哲也)

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「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。
(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
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