ロブ・ハルフォード「LGBTコミュニティーはいまだ差別を受ける」

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ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード(Vo)は、LGBTコミュニティーは受け入れられつつあるものの、依然、差別はあり、状況は自分が若かったころと大して変わっていないと感じるそうだ。

◆ロブ・ハルフォード画像

20年前にカミングアウトした彼は、Fox Sports 910AMラジオ局のインタビューでこう話した。「俺はフラストレーションをためているし、怒ってもいる。いまは2017年だぜ……。子供のとき突然、自分の嗜好に気づき…、いや、嗜好じゃない。真の自分だ。自分で選んだわけじゃない。それが真の自分なわけだ。俺が育った社会だけじゃなく、いまでも大部分で、俺らは平等という面ではとてつもない抵抗にあってる」

「俺は10代、20代、30代を通じ、いつも思ってた。物事は良くなるってね。でも、そうじゃなかった。アメリカでも俺の祖国(イギリス)でもまだまだだ。そして世界には、こういう人間だってだけで、建物から突き落とされたり、首をつられたりするとこだってある。同性愛者に対する不公平な行為は、肌の色や宗教の違いに対する不平等と同じだ」

「クレイジーな世界だよな? そろそろ、問題は解決、お互い邪魔せずやって行こう、お互いを愛し、そのままの彼らを受け入れようって思おうぜ。人生は短い」

ハルフォードは90年代終わり、ジョン・5とTWOで活動中、MTVニュースのインタビューでカミングアウトした。計画していたことではなく、つい「メタル界のゲイとしての立場から言うと…」と口走ってしまったため、その直後は「しまった」と思ったが、すぐにたくさんの支援の電話や手紙が届き、感動したそうだ。

Ako Suzuki
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