レディー・ガガ、ニュー・アルバムの詳細発表

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先週、新曲「Perfect Illusion」を発表したレディー・ガガが、来月(10月21日)、ニュー・アルバムをリリースすることを明かした。

◆レディー・ガガ画像

トニー・ベネットとのコラボレーション『Cheek To Cheek』(2014年)を除くと、2013年の『Artpop』以来となる新作のタイトルは『Joanne(ジョアン)』。父の亡き姉、ガガにとって叔母にあたる女性の名前を付けたそうだ。

ジョアンは狼瘡のため19歳という若さで死去。姉を愛してやまぬガガの父親は、ガガにジョアンとのミドル・ネームを付けている。ガガ本人は叔母に会ったことはないものの、その存在は大きく、30歳を迎え家族の絆や愛を再確認し、「ジョアン」という曲を制作。完成した途端、それをアルバムのタイトルにもしようと決めたそうだ。


Apple MusicのラジオBeats 1の電話インタビューに応じたガガは、「ジョアンの死は、家族や父の人生に癒えるのない傷を残した」「一家のこの体験、挑戦、苦しみが、いまの私たちを創り上げた。彼女を失ったこの苦しみが、私たちを強くしたの」と語った。

「私は叔母に会ったことはないけれど、父の話を聞いたり、父を見ていたりすると、ジョアンという女性がどのような人なのかよく分かった。彼女は、私の家族にとってとてつもなく大切な人。だから、私のミドル・ネームでもある“ジョアン”を、アルバム・タイトルにしたのよ。私は、10月21日がとても楽しみなの。10月21日に『ジョアン』というこのアルバムが世界中で発売されたら、叔母が生きることができなかった人生を再び歩めるような気がする。10月21日は、父や私にとって“癒しの日”になるわ」

アルバムのアートワークには、父と叔母の写真、彼らが交わした手紙やメモ、叔母の学生証や運転免許証などをフィーチャーしているそうだ。「ジョアン」以外の収録曲も「全て自伝的で、パーソナルな曲に仕上がっている」という。

ガガの父親は、彼が経営するレストランの名前もJoanne Trattoriaと名付けており、11月に彼の家庭に伝わるレシピや一家にまつわる逸話を掲載した本『Joanne Trattoria Cookbook: Classic Recipes and Scenes from an Italian American Restaurant』を出版する。

Ako Suzuki
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