キング・クリムゾン、リリース記念の轟音イベントでその完璧さにファンは感涙! 髙嶋政宏も大興奮
8月13日(土)、今月31日に発売されるキング・クリムゾン『ラディカル・アクション~ライヴ・イン・ ジャパン+モア』のリリースを記念するスペシャルイベントが開催され、抽選で招待されたファンの熱気で盛り上がった。
◆キング・クリムゾン~画像~
このイベントためにイギリスから駆けつけたディシプリン代表のデイヴィット・シングルトンによる「リスニング・パーティーにようこそ!」というあいさつでスタートしたイベントは、その『ラディカル・アクション』から抜粋された10曲、約70分の先行試聴会へと突入。轟音で聴くキング・クリムゾンの大迫力のサウンドにその場にいた全員が圧倒されるとともに、アルバムへの期待がさらに高まった。
▲写真左より:BARKS烏丸哲也、デイヴィット・シングルトン、一人おいてベン・シングルトン、大鷹俊一、髙嶋政宏
その後はトークセッションへと進み、デイヴィッド、デザイナーのベン・シングルトンに加えて、音楽評論家の大鷹俊一が登場。大鷹はキング・クリムゾンとの出会いから、日本で初めてメディアに紹介された際の状況などを紹介。続いてスペシャル・ゲストの“スターレス髙嶋”こと俳優の髙嶋政宏が私物のクリムゾンTシャツを着用し、これまた私物のグッズを手にしながらガッツポーズで登壇。「この作品は、近年における最高傑作だ!」と話すやいなや続けざまに“クリムゾン愛”に満ちた熱いトークと鋭い切り込みの連続で会場を沸かせる。
▲髙嶋政宏
4人によってアルバムの制作秘話や聴きどころ、見どころなどが語られるなか、来場者のアンケートからピックアップされた質問コーナーでは、録音および録画した全公演をチェックしたところ日本の高松での出来が一番よかったのでアルバムにしたこと、またオーディエンス・ノイズをあえて取り除くというアイデアはデイヴィッドがジョギング中にふと思いついたなどという回答がありつつ、五分五分にして対等、そして非常に良好だというデイヴィッドとロバート・フリップとの関係性についてや、ベンの携帯電話にフリップからかかってきたときにイタズラと勘違いしてひどい言葉で罵ってしまったといった日常のエピソードまでもが披露された。また、かつてクリムゾンの「スターレス」をカバーしていた髙嶋の音楽活動についての話も飛び出すなど、クリムゾン・ワールドの話は多岐にわたって大いに盛り上がり、あっという間に時間は過ぎていったのである。
最後に会場にいた全員が何と『クリムゾン・キングの宮殿』のお面をかぶって記念撮影。真夏の暑さに負けない“熱い”イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
レポート 山田順一
photo by YUKI KUROYANAGI
リリース情報
2016.08.31発売
IEZP-107 3CD+2DVD(初回生産限定) ¥4,167+税
IEZP-108 3CD+Blu-ray ¥5,093+税
※日本盤のみCD部分はK2HD HQCD採用
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