【短期連載】佐々木亮介 (a flood of circle) のTHE BLUE TOUR DIARY＿第20回『象さんのすきゃんてぃ@福岡CB』

福岡CBはシーナ＆ザ・ロケッツのドラマー川嶋さんの店。海外のヴェニューのような雰囲気が漂う場所だ。

◆a flood of circle (2016.5.29@福岡CB) 画像

フロアの奥には偉大なる明太ロッカーの写真やポスターがずらりと並んでいる。過去にはTelevisionなんかもここで演奏したらしい。ともかく、そんなCBの独特な空気感も演奏の味方になって、このツアー20本目となるライブは凄く充実感があった。ステージとフロアの間を遮る鉄柵がないこともあって、演奏した音が塊になってオーディエンスの体にぶつかっていく、肉弾戦という感じ。フロアも大爆発してたね。発汗量が尋常でなかった。このツアーの為に用意した真っ青な革ジャンも、何年も着た後みたいなニュアンスになってきたな。福岡にまた早く帰ってきたい。

久しぶりに朝まで呑んだ。5年に1度あるかないか、勢い余ってメンバーとカラオケボックスにまで乗り込んでしまったのだ。なべちゃんはL'Arc～en～Ciel、姐さんはうしろ指さされ組、キョウスケは百恵ちゃん。何の統一感もない選曲だけど、皆それぞれの十八番を熱唱で披露してくれた。彼らの歌を普段聴くことがないから、ああ3人ともなかなか上手なんだなって思ったし、そして腹がよじれて腸が千切れるんじゃないかって思ったね。それくらい笑ったね。

俺はと言うと自分の番をかわし続け、一旦外へ出てみたりしていたんだけど。そろそろ潮時だろうと思い部屋に戻ると、そこでは「世界は君のもの」をメンバー皆で絶唱中という地獄絵図が繰り広げられていた……ステージを降りてなお、バラバラなのに結束しているという絶妙なバランスを維持し続けるこの面々が好きだ。

その後も、ホテルのロビーにてHISAYO姐さんと缶ビールを呑みながら管を巻いていたらGRAPEVINEの亀井さん、金戸さんと遭遇、その場で乾杯。なべちゃんはthe band apartの木暮さんと呑んでいたみたい。さすがはロックンロール・シティ・フクオカ。ミュージシャンを引き寄せるパワーを持っているね。気が付いたらもう朝、ってわけ。『ギケイキ』と『また、同じ夢を見ていた』という全く趣向の異なる本を読みながら東京へ帰る。

さあ、6月4日、新木場STUDIO COASTで待ってるよ。＜THE BLUE TOUR＞はどんどん凄いことになってるから。楽しみだ。お見逃しなく。よろしくどうぞ。




16/05/30 11:25 ZambiaのKEITH MLEVHUの曲を聴いてる

佐々木亮介


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