プリンスの映画『パープル・レイン』の撮影監督、死去
プリンスが主演した映画『パープル・レイン』(1984年)の撮影監督を務めたドナルド・E・ソーリンが、2月に81歳で亡くなっていたことが明らかになった。
◆『パープル・レイン』画像
同じく撮影監督である息子が、2月9日にアリゾナ州の自宅で永眠したと『The Hollywood Reporter』に告げたという。ソーリンは、『パープル・レイン』ほか、リチャード・ギア主演の『愛と青春の旅だち』、ショーン・ペンの『バッド・ボーイズ』、エディ・マーフィの『ゴールデン・チャイルド』、アル・パチーノの『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』など、多くの作品を手掛けた。
ソーリンの息子は「父は、(パープル・レインの仕事を)気に入っていた。彼は本当にあの映画でプリンスと意気投合していた」と話している。
プリンスの死後、『パープル・レイン』は全米の多くの映画館で再上映されている。亡くなった翌日から212もの劇場が上映し始め、チケットが売り切れるところも続出しているそうだ。
プリンスはこのサウンドトラックで、アカデミー賞の歌曲・編曲賞、グラミー賞の最優秀ロック・パフォーマンス(デュオ/グループ)と最優秀映画・テレビ作曲賞を受賞した。
エリック・クラプトンは、80年代にこの映画を観て稲妻のような衝撃を受けたと、「鬱の真っ只中、そして当時、ミュージック・カルチャーがひどい状態にあった中、それは僕に望みをくれた。プリンスは、暗闇の中の光のような存在だった…」との追悼の言葉を寄せている。
Ako Suzuki
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