映画『モヒカン故郷に帰る』主題歌、細野晴臣「MOHICAN」MV公開
細野晴臣のオリジナル楽曲としては4年振りとなった新曲「MOHICAN」のスペシャルミュージックビデオが公開された。
今回の新曲は、『南極料理人』『横道世之介』『滝を見にいく』などで知られる沖田修一監督の最新作となる映画『モヒカン故郷に帰る』の主題歌。ミュージックビデオは映画の中から、柄本明が演じる主人公の父・治の姿を楽曲に合わせて、沖田監督自ら編集したものとなっている。
広島で先行公開され、4月9日からは全国公開となる『モヒカン故郷に帰る』は、瀬戸内海に浮かぶ故郷へ結婚報告に恋人とともに7年ぶりに帰郷したモヒカン息子と父や母、弟ともに繰り広げる悲喜こもごもあふれるホームドラマ。沖田修一監督のオリジナル脚本で、主演の松田龍平がモヒカン息子・永吉を、昔気質の頑固親父・治を柄本明が演じる。また永吉の恋人・由佳を前田敦子、永吉の母親・春子をもたいまさこ、弟・浩二を千葉雄大という豪華俳優陣が顔をそろえた。
主題歌は、沖田監督が以前から大ファンであった細野にラブコールを送ったことから実現。監督とのディスカッションを経て、松田龍平が演じる永吉のモヒカンにインスパイアされた主題歌「MOHICAN」が誕生した。
「モヒカン刈りって昔はかなりのツッパリ感があったヘア・スタイルだったけど、今となってみればノスタルジックで、悲哀さえ感じます。この映画はそういう落差を見せてくれました。都会でツンツン尖ったロッカーが、故郷へ戻るとそこは日本の原風景。これを見て故郷に帰りたくなる若者もいるでしょうね。いいなあ、ふるさとって。」── 細野晴臣
「思わず笑ってしまうほど、素晴らしい主題歌を頂きました。細野さんにこの詞を歌わせていいのか、と畏れ多くも嬉しい気持ちでいっぱいです。」── 沖田修一監督
「島に住んでいるような、浮遊感のある心地の良い曲だと思いました。映画の雰囲気にぴったりで僕も嬉しいです。ぜひこの曲と共に余韻を楽しんで下さい。」── 松田龍平
なお、新曲「MOHICAN」は現在iTunesなどで配信中だ。
細野晴臣は、5月7日と8日に横浜中華街の同發新館にて<細野晴臣 A Night in Chinatown>を開催。同發新館で細野がライブを行なうのは“中華街ライブ”として伝説となっている、1976年5月8日に行なわれた3rdアルバム『秦安洋行』のコンベンションライブ<ハリー細野&TIN PAN ALLEY IN CHINATOWN>以来、40年振りとなる。今回のライブは、細野晴臣(Vo/G)に加え、高田漣(G)、伊賀航(B)、伊藤大地(Drs)、コシミハル(Pf, etc)、斎藤圭土(Pf)がバンドに参加する。
また、6月8日の東京・LIQUIDROOMから始まる<細野晴臣 港町ツアー>は、細野晴臣(Vo/G)、高田漣(G)、伊賀航(B)、伊藤大地(Drs)の編成で7公演が行われる。今回の一連のライブでは、現在制作中の新作アルバムから数曲が披露されるとのこと。チケット一般発売に先駆けて、オフィシャルサイトでは先行受付が4月10日まで実施されている。
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