レディー・ガガ「アカデミー賞でのパフォーマンスは辛かった」

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2月28日に開かれた第88回アカデミー賞で、映画『The Hunting Ground』でフィーチャーされた「Til It Happens To You」をパフォーマンスしたレディー・ガガ。パワフルでエモーショナルな演奏とレイプ被害者50人との共演は、多くの人々に感動と勇気を与えたが、ガガはずっとステージに上がるのが怖くて仕方なかったという。性的暴行の被害者であるガガにとって、この曲には特別な想いが込められている。

◆レディー・ガガ画像

彼女はSirius XMのインタビューで、こう話した。「あのパフォーマンスの準備をするのは本当に本当に辛かった。何年も前に私の身に起きたことのせいで、ずっとムカムカしてた…。楽屋で床に突っ伏していて、チームには強くなりなさいって言われたけど、“私がどう思うが関係ないでしょ!”って感じだったわ」

「それから、(共演した)サバイバー達にあったの。泣いちゃったわ。メイクもしてなかったし、髪もぐちゃぐちゃで…、彼女達に言ったの。“ごめんなさい。いまはガガではいられない”って。そうしたら、“いいのよ、そのほうがリアルだわ”って言われた。1人の女性は、“おそろいのタトゥを入れたい”って、私は1人じゃないんだって励まそうとしてくれた。彼女は正しかったわ。私は1人じゃないんだってわかった」

ガガはいま、これがきっかけとなり、ようやく彼女の傷も癒され始めたと考えているそうだ。

ガガはパフォーマンスの後、共演者たちの勇気を称え感謝すると同時に、「自分の身体は虐待者により台無しにされてしまったと感じていたから、私を愛する人が現れるなんて思ってもいなかった」と、婚約者テイラー・キニーへも感謝していた。

Ako Suzuki
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