ティアックから回転数自動調整機構搭載のターンテーブル最上位モデル「TN-570」、和紙製ターンテーブル・シートも

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ティアックは、アナログターンテーブルの最上位モデルとなる「TN-570」と、和紙製ターンテーブル・シート「TA-TS30UN」を、2月上旬より発売する。

「TN-570」の設計コンセプトは、“上質なデザイン”と“アナログターンテーブルとしての高い基本性能”の両立。デジタルアーカイブを作成するための機能も備え、従来のアナログオーディオ愛好家だけでなく、これから本格的にアナログオーディオを始めたいユーザーまで幅広く、レコードが持つ魅力を味わうことができるターンテーブルだ。

コイルとマグネットの磁気による吸引力と反発力が回転角度によって細かく脈動する現象コギング現象を抑えるべく、駆動方式には、ベルトドライブ方式にティアック初の回転数自動調整機構(PRS3)を採用。プラッターの回転速度のわずかな変化を光学センサーにより検出してモーターの回転を制御する方法で、重量級のベルトドライブ方式やダイレクトドライブ方式のターンテーブルに匹敵する高い回転精度を実現した。


▲人造大理石と高密度 MDF を組み合わせた2層構造キャビネット、適度な内部損失を持つ 16mm 厚クリアアクリル製プラッターなど、デザインも魅力。

キャビネットには美しい模様を持つ人造大理石と高密度MDFを組み合わせた2層構造のシャーシ(Dual Material Chassis)を採用。2つの素材をダンピング効果のあるラバーで貼り合わせ制振性を高めると同時に、固有振動数の異なる素材を組み合わせることで、共振の発生を抑制し高いハウリングマージンを実現している。

MM型のフォノイコライザーアンプを搭載。フォノアンプを持たないアンプに直接接続できるだけでなく、光デジタル端子から最大192kHz/24bitのハイレゾ音源クオリティのデジタルオーディオ信号を、USB端子からは最大48kHz/16bitのデジタルオーディオ信号を出力することも可能。D/Aコンバーターに接続して音質の違いを楽しんだり、パソコンにデジタル録音したりすることができる。

■熟練の職人によって作られた和紙を使ったターンテーブル・シートも登場

「TA-TS30UN」は、和紙の持つ帯電しにくい性質を利用して、新たに開発されたTN-570に最適なターンテーブル・シート。

和紙の採用は、さまざまな素材による比較検討をした結果、帯電しにくくデザイン性も高いことから。「TA-TS30UN」に採用された『雲流紙』はその独特の繊維パターンが特徴で、熟練した和紙職人によって作られている。

和紙の特長を最大限に活かすため、核となる部分には十分な重さを持ち、反りにくい炭酸カルシウムを主成分とする合成紙ストーンペーパーを芯紙として使用。その両面に和紙を貼り合わせることで、和紙だけではターンテーブル・シートとして不十分な条件をクリアしている。


▲写真左は表面と裏面、右はパッケージイメージ。

製品情報

◆TN-570
価格:オープン
◆TA-TS30UN
価格:オープン
配布開始日:2016年2月上旬

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