TASCAMの12trレコーディングミキサー「Model 12」に新機能、DAWコントロール対応ソフト追加&モニター位置切り替え可能なファームウェア無償公開

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ティアック/TASCAMブランドの12トラックレコーディングミキサー「Model 12」が機能アップ。DAWコントロール機能の対応ソフトとして新たにPreSonus Studio One、Cockos REAPER、Steinberg Cubasis 3.3が追加、ヘッドホン出力のモニター位置の切り替えなどに対応したファームウェアの無償アップデート「V1.30」がリリースされた。

多機能レコーダー/ミキサー「Model 12」は、TASCAMの歴史あるマルチトラックレコーダー機能を内蔵し、USBオーディオ/MIDIインターフェース、DAWコントロール機能に加えて、ライブ配信に最適なOBS対応やアウトプットディレイなど、ユニークで多彩な機能を搭載した人気モデル。制作、レコーディングからライブパフォーマンス、インターネット生配信まですべてのワークフローを1台でカバーする。


新ファームウェア「V1.30」では、対応ソフトが拡充。従来のAvid Pro Tools、Apple Logic Pro、MOTU Digital Performer、Steinberg Cubase、Ableton Live、Cakewalk by BandLabに加え、新たにPreSonus Studio One、Cockos REAPER、Steinberg Cubasis 3.3が追加された。これらのDAWソフトに対してフェーダーやミュート、パン、ソロなどのミキシング操作、再生、録音、早送り、早戻し、およびJOGなどのトランスポート操作が可能。「Model 12」のフェーダーやノブなどアナログライクな操作性をDAWコントロールサーフェスとして活用することで作曲やミックスの作業効率を大幅にアップさせることができる。

また、ヘッドホンモニターソースの切り替えにも対応した。「Model 12」に装備される2系統の独立したヘッドホン出力端子は、これまでMAIN出力のモニターソースはPOSTフェーダーのみだった。そのため、ボーカル録音などヘッドホンのみで伴奏を聴くためには、MAINフェーダーの操作もしくは、スピーカーのボリュームを絞ったり電源を落とす必要があった。

こうしたモニタリングのわずらわしさを改善するために新たにMAINフェーダー/ミュート前のポイントをモニターできる「MAIN MIX PRE」を追加。これにより、本体で設定するだけでMAINフェーダーのボリュームやミュートスイッチの影響を受けずにMAIN出力のモニターをすることが可能となった。

メイン、サブ出力のOUTPUT PAD機能も追加。許容入力が小さいモニタースピーカーを使用する際、歪まない音量でモニターするにはフェーダーを下げておく必要があったが、OUTPUT PAD機能によりMAINおよびSUBの出力をそれぞれ0~-40dBで減衰させることが可能に。通常のフェーダー操作レンジを維持して音量調整することができるようになった。このほか動作の安定性の向上も図られている。

製品情報

◆Model 12ファームウェア V1.30
価格:無償
リリース日:2021年12月8日
◆Model 12
価格:オープン(ティアックストア価格 71,280円 税込)
発売中
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