スコーピオンズ、結成50周年を彩るドキュメンタリー映画
スコーピオンズの歴史を辿るドキュメンタリー映画『フォーエヴァー・アンド・ア・デイ』の日本初公開が決定した。現在、丸の内ピカデリーで開催されている<シネ・ロック・フェスティバル 2015>にて8月10日から8月21日の期間中に上映となる。
◆スコーピオンズ画像
1973年のテレビ初出演時の「ディス・イズ・マイ・ソング」(ギターはウリ・ジョン・ロート)、デビュー・アルバム『ロンサム・クロウ』から「アイム・ゴーイング・マッド」ミュージック・ビデオ、1978年の初来日公演のオフショット、1983年のUSフェスティバルでの37万5千人の大観衆を前にしたライヴ・パフォーマンス…と、貴重な映像はもちろんのこと、1988年に西側のロック・バンドとしては初の旧ソ連/モスクワ公演の模様やさらにミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領のインタビュー映像など、スコーピオンズというバンドの歴史的重要性を捉えている。
1年半におよぶ<ファイナル・スティング>ワールド・ツアーからもツアー前の記者会見から北米/ヨーロッパ各国/タイのバンコク、世界最大のメタル・フェス<ヴァッケン・オープン・エアー>、ミュンヘンでのラスト・コンサートの模様も観ることができる。大会場を埋めつくす観衆の前で披露される「ハリケーン」「スティル・ラヴィング・ユー」「ホリデイ」など名曲の連続は、ハード・ロック史に残るスペクタクルの数々だ。
そしてクラウス・マイネ(Vo)、ルドルフ・シェンカー(G)、マティアス・ヤプス(G)らメンバー達のインタビューやルドルフの弟であるマイケル・シェンカーやハーマン・ラレベルなどの元メンバー、バンドの1970~1980年代の創造的なピークを支えてきたプロデューサーのディーター・ダークス、ポール・スタンレー(キッス)、アンダース・フリーデン(イン・フレイムス)、アレックス・スコルニック(テスタメント)、ドン・ドッケン(ドッケン)らのミュージシャン仲間、そしてウラジミール・クリチコ(ボクシング世界チャンピオン)らもスコーピオンズを語っている。
現在スコーピオンズは解散を撤回し、2015年にアルバム『祝杯の蠍団~リターン・トゥ・フォーエヴァー』を発表し、ワールド・ツアーも行うことも決定している。ひとつの時代を締めくくり、新たな旅立ちを祝うのがこの映像ドキュメンタリー『フォーエヴァー・アンド・ア・デイ』なのだ。
『フォーエヴァー・アンド・ア・デイ』
出演:スコーピオンズほか
上映時間:104分
製作国:ドイツ
クラウス・マイネ(ヴォーカル)
ルドルフ・シェンカー(ギター)
マティアス・ヤプス(ギター)
パウエル・マキオダ(ベース)
ジェイムス・コタック(ドラム)
マイケル・シェンカー(元スコーピオンズ ギター/ルドルフの弟)
ハーマン・ラレベル(元スコーピオンズ ドラム)
ディーター・ダークス(70〜80年代スコーピオンズ プロデューサー)
ゴットフリート・ヘルンヴァイン(『蠍魔宮〜ブラックアウト』の画家)
ポール・スタンレー(キッス)
アンダース・フリーデン(イン・フレイムス)
アレックス・スコルニック(テスタメント)
ドン・ドッケン(ドッケン)
ウラジミール・クリチコ(ボクシング世界チャンピオン)
※カーチャ・フォン・ガルニエ
ドイツの女流映画監督。『バンディッツ』(1997)が第10回ゆうばり国際冒険・ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞する。さらに、命懸けで婦人参政権容認を求める女性を描いた『アイアン・エンジェルズ/自由への闘い』(2004)や、狼人間の血を引く主人公のサスペンス・ドラマ『ブラッド・アンド・チョコレート』(2007) など多彩な作品を生み出し、世界的に評価されている。
◆シネ・ロック・フェスティバル2015オフィシャルサイト
◆LINE MUSIC「Scorpions 66曲」プレイリスト
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