DJスタイルの自動伴奏を搭載しiPhoneアプリで解析したコード情報も利用可能なヤマハ電子キーボード「PSR-S670」
ヤマハは、ハイスペックな電子キーボードの新製品ヤマハ ポータトーン「PSR-S670」を6月1日より発売する。
◆「PSR-S670」~画像~
1980年から発売されている電子キーボード「ポータトーン」の新モデル「PSR-S670」のおもなターゲットは、キーボード演奏を趣味とする音楽愛好家。高品質の音色と優れた機能を搭載し、ライブ演奏性に加え楽曲制作も可能としたオール・イン・ワンタイプのハイスペックモデルだ。
ヤマハならではのリアリティある930音色と、230種の多彩なスタイル(自動伴奏)を内蔵。深みのある豊かな響きのグランドピアノ音をはじめ、楽器特有の音の表情を表現する「スイートボイス」やさまざまな奏法バリエーションを再現する「メガボイス」など、リアルで豊かな楽器の音色を表現する多数の音色が揃っている。伴奏スタイルで注目は「DJスタイル」。クラブハウスやユーロダンスなどのダンスシーンの音楽が楽しめる。通常の伴奏スタイルと異なり、伴奏データにコード進行が含まれているので、頻繁に自分でコードを変える必要がないのもポイント。自由度の高い演奏や、ライブコントロールノブでDJのような操作が楽しめる。音色や伴奏スタイルはヤマハのウェブサイトからダウンロードして追加できるのも見逃せない。
演奏面では、2つのノブや新搭載のモジュレーションホイールを使って音質を変化させるなど、演奏に表情をつけることがさらに容易に。ノブを回して伴奏スタイルの演奏パートをリアルタイムにオンオフすることで曲の盛り上がりを演出したり、マルチパッドでメロディを演奏中にパーカッションや効果音を瞬時に鳴らし演奏にバリエーションを持たせられる。また、フットペダル端子も充実し、サステインだけでなく、別売りのフットコントローラー(FC7)でのボリューム操作も可能、ソング再生スタートなど機能の割り当てもできる。さらに音量バランスを調整してAUX-IN端子から入力した音源と自分の演奏を溶け込ませることも可能だ。
加えて、USB端子を通じて外部のオーディオファイルを再生でき、自分の演奏を録音し楽器本体やパソコンで再生することも可能。さらにiOS向けの新アプリケーション「Chord Tracker」(無償)も用意。iPhone /iPad/iPod touch/内にある楽曲のコード進行を自動解析して表示、本機に接続して抽出したコード情報を送信すれば、曲の再生やコード進行を見ながらの演奏が楽しめる。ボーカルなどのメロディパートを小さくするメロディキャンセル機能を使って、伴奏に合わせてメロディを弾いて楽しむことも可能だ。
本体サイズは1,004(W)×410(D)×134(H)mm、重量は8.1kg。鍵盤はタッチレスポンス付きの61鍵。音色数は416ボイス + 34ドラム/SFXキット + 480XGボイスで、最大同時発音数は128。
製品情報
価格:83,000円(税別)
発売日:2015年6月1日
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