【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュース 解散、脱退、事故から死去まで、悲しさと切なさに満ちたネガティブニュースWORST10
楽しいこともあれば悲しいこともある。嬉しい話だけじゃないのは音楽界のニュースも同じこと。辛い出来事はここで全て受け止めて過去に流し、2014年はリフレッシュして再始動するのだ。
◆【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュース 解散、脱退、事故から死去まで、悲しさと切なさに満ちたネガティブニュースWORST10
1位は胸痛む事故の話だが、とは言えぎりぎりのところで一命をとりとめ惨事に至らなかったという、不幸中の幸いを伝える話題。最終的には1位が明るい話で良かった。アッシャーは前年の2012年7月に義理の息子をジェット・スキーに頭を衝突されて失うという悼みを味わったばかりだった。
ほか、ざっとみると、2013年もいろんなアーティストの終焉をみている。2013年で活動を終了もしくは中止してしまったのは、2位中島愛、3位黒木渚、6位パナシェ!、9位GARNET CROW、12位SOPHIA、13位マイ・ケミカル・ロマンス、16位ファンモン、22位ロストプロフェッツ…と洋邦ともにショッキングな名前が並ぶ。もちろん前向きなもの、致し方ないもの…その理由は様々だが、始めあれば終わりありということで、新たな将来に期待するのがアーティストへの正しい弔いかも知れない。
まだ現役だけど、そろそろ辞めちゃうよという噂がちらほら聞こえてきた中では、2013年2月にワン・ダイレクションからゼイン・マリクの脱退説が浮かんだこともあったっけ。7位にランクインしたのが当時のニュースだけれど…いや、1Dは大丈夫でしょ。みんな仲いいからね。5位にはエリック・クラプトンの引退説が上がっているが、以前からちょくちょく出てくる類の噂なのであまり気にすることもない。…と思いたいが、大規模な世界ツアーは70歳でおしまいにするというのは、どうにも信ぴょう性というか説得力がある。日本に来てくれるのはいつまでなのか、そろそろカウントダウンをした方がいいかもしれない。
15位のモトリー・クルーの解散発言も、ちょっと注意深く気にしておきたいところ。最高にかっこよく解散するのが彼らの願いなんだったら、ジャパン・ツアーを最後にするのがいいと思うんだけど、どうでしょう。そして14位にあがったリッチー・サンボラの件も気になる。娘との時間を大切にしたというのが現時点での離脱理由となっているが、ファンとしてはできるだけ早くステージに戻ってきて欲しいところ。だってソロ活動ではオーストラリアにツアーに出るんでしょ?そして、今一番つらい時期に入っていると思しきはジャスティン・ビーバー。頑張れジャスティン!
終焉という意味では、2013年に息を引き取ってしまったアーティストは、4位ダフト・パンク「One More Time」のシンガーRomanthony、17位ルー・リード、18位スレイヤーのギタリスト、ジェフ・ハンネマン、19位ジョージ・デューク、20位バーニー・ノーラン、23位アルヴィン・リーが挙がっている。偉大な才能を失うのは人類の損失だけど、それまでの活動は音源として多く残っているのが音楽のいいところ。ミュージシャンにとって音楽という作品は命の灯火。聴きこんで聴きこんで、もっともっと音楽を愛でましょうや。
text by BARKS編集長 烏丸哲也
◆【2013年をニュースで振り返る】BARKSニュースTOP10特集
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