クラフトワーク、中国が入国ビザを拒否

ポスト
クラフトワークが、中国当局から公演に必要な査証(ビザ)の発給を拒否された。15年前にアメリカで開かれたチベット解放コンサートに出演したことが原因らしい。バンドは4月に北京で開かれる<Strawberry Music Fesival>にヘッドライナーとして出演予定だった。

◆クラフトワーク画像

AFP通信によると、中国の会社Modern Sky Recordsがビザを申請したものの拒否されたそうだ。関係者は「クラフトワークはプレイすることを許されなかった…。チベット解放コンサートに参加したからだ。すでにショウの手配をしていた。彼らが来られないなんて、本当に残念だ」と話しているという。

クラフトワークは、1988年にワシントンDCで開かれた<Free Tibet>コンサートに出演した。

中国では今週末、ジョン・ライドン率いるパブリック・イメージ・リミテッドの公演が開かれる。彼の査証は問題なかったそうだ。ライドンは「中国政府から俺が書いた歌詞全部を見せるよう言われた。驚いたことに、彼らは俺を承認したんだ。すごくいい趣味してるのか、俺が何わめいてるのかわからなかったのかどっちかだな」とNME.comに話している。PiLは日本ツアー(4月2日~)直前に北京(3月30日)、上海(31日)で初の中国公演を行なう。

クラフトワークは5月に来日。最新の3D映像を駆使し、8枚のオリジナル・アルバムを8日間にわたって全曲披露する。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報