【インタビュー】Salley「春先から夏にかけてのイメージがすぐに浮かぶような曲。最初からすごい好きな曲でした」
■「時を止めないで」と歌っているのは
■今はこの楽しい時間を肯定していきたいというイメージ
◆Salley「green」~拡大画像~
──今回、歌詞がいしわたり淳治さんと共作になってますが。これはどういうふうに?
うらら:Salleyとして動き始めて、いろんな歌を作っていく中で、ミーティングで「そういうこと(共作)もやってみたらいいんじゃないかな?」と。そこで、いしわたりさんの名前が出たんですね。私はスーパーカーがすごく好きで、大学の時にコピーしていたので、「え、あのいしわたり淳治さんに?」って、めちゃ興奮しました。私が最初に書いた「green」の歌詞と、持っているイメージをいしわたりさんに伝えて、手を加えていただくという形だったんですが、もともと好きだった「green」がもっと好きになりました。もう大満足です。
──その、もともとのイメージというのは?
うらら:「恋が始まる、わーい楽しい楽しい」だけじゃなくて、どこかに不安があるんだけど、「とりあえず今は好きなんだ」という気持ちを大事にしていきたい、ということですね。幸せな恋の歌を歌う時って、だいたい「時を止めて」って言うんですけど、それってやっぱり、そのあとに不安があるから時を止めたい。絶頂期で。だけど「時を止めないで」と歌っているのは、その不安を受け入れた上で、今はこの楽しい時間を肯定していきたいという、期待と不安の期待が強いほう、みたいなイメージはありました。
──あー。なるほど。
うらら:「green」という言葉には「まだ青い」「できたて」という意味もあるので、そういう意味もこめて。たとえば高校生の恋人同士がいると、大人は「どうせいつか別れる」と思ってるし、本人に言う人もいるんですよね。「どうせ今だけなんだから」とか。そんなふうに言う人が、私はすっごくイヤで、「そんなこと、今その子たちに言わなくていいじゃん」って。今を楽しいと思っていて、一緒にいたいと思ってるんだから、いつか別れるとか別れるとかは大人のする話で、まだまだ青い時にはそれを信じていいんじゃないか? という気持ちを込めて書きました。
──そこまで詳しく、淳治さんに話を?
うらら:しました。「とりあえず」というフレーズがすごくいいね、と言ってもらって。うれしかったですね。
──とりあえず、ってすごくいい言葉だなーと思いました。肯定的にも使えるんだな、と。
うらら:そうだと思います。いろいろ考えるとわけわかんなくなるから、いい意味で「とりあえず、今はいいじゃん」っていう感じです。
──とってもみずみずしい歌。上口くん、どうですか、こんな恋と、こんな女子は。「素直じゃないの、見抜いてね」ですよ。
上口:そうですねー。
うらら:上口くんの好きなタイプじゃないよね、絶対(笑)。
上口:そうです、かねー。
うらら:(笑)。
──素直じゃないけど、ほんとはね…って。めっちゃいい子じゃないですか。
上口:奥が深いですねー。
うらら:そのコメントがペラッペラです(笑)。
──…もしかして、歌詞に興味ない?(笑)
上口:あー、そうかもしれない(笑)。
うらら:どっちかというと、そうですね。内容よりは、響きが邪魔してないか?とかのほうが、上口くんは気にしてると思う。
──分業なんですね。
うらら:完全分業です。いい意味で、お互い丸投げ。私も、アレンジに何の楽器が入ってるとか、どんなハモのラインになってるかとか、ギターの響きがどう変わったのかとか、まったく知らずに、レコーディングの日に行って、聴いて、「あ、こんなふうになったんだ」っていう、その感動を楽しんでる感じなので。逆に歌詞に関しては、上口くんは何も言わないです。
上口:…国語が苦手なんで。
──そういう問題?(笑)
上口:そこで余計なことを言わないほうがいいかなーと思って。でも基本的に僕、うららの書く歌詞は好きです。「green」は、うらら純度100%の歌詞に比べて、より説明的というか、わかりやすくしてくれてるのかな? という印象があります。僕が好きなうらら純度100%のものは、言葉の響きもいいし、余白があって、すごく想像させてくれるんですけど、今回の「green」は、もうちょっと余白が少ない感じがする。自分たちが今まで作ってきた楽曲の中では、新感覚というか、「こういう感じもあるんだなー」という印象を受けました。
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■今はこの楽しい時間を肯定していきたいというイメージ
◆Salley「green」~拡大画像~
──今回、歌詞がいしわたり淳治さんと共作になってますが。これはどういうふうに?
うらら:Salleyとして動き始めて、いろんな歌を作っていく中で、ミーティングで「そういうこと(共作)もやってみたらいいんじゃないかな?」と。そこで、いしわたりさんの名前が出たんですね。私はスーパーカーがすごく好きで、大学の時にコピーしていたので、「え、あのいしわたり淳治さんに?」って、めちゃ興奮しました。私が最初に書いた「green」の歌詞と、持っているイメージをいしわたりさんに伝えて、手を加えていただくという形だったんですが、もともと好きだった「green」がもっと好きになりました。もう大満足です。
──その、もともとのイメージというのは?
うらら:「恋が始まる、わーい楽しい楽しい」だけじゃなくて、どこかに不安があるんだけど、「とりあえず今は好きなんだ」という気持ちを大事にしていきたい、ということですね。幸せな恋の歌を歌う時って、だいたい「時を止めて」って言うんですけど、それってやっぱり、そのあとに不安があるから時を止めたい。絶頂期で。だけど「時を止めないで」と歌っているのは、その不安を受け入れた上で、今はこの楽しい時間を肯定していきたいという、期待と不安の期待が強いほう、みたいなイメージはありました。
──あー。なるほど。
うらら:「green」という言葉には「まだ青い」「できたて」という意味もあるので、そういう意味もこめて。たとえば高校生の恋人同士がいると、大人は「どうせいつか別れる」と思ってるし、本人に言う人もいるんですよね。「どうせ今だけなんだから」とか。そんなふうに言う人が、私はすっごくイヤで、「そんなこと、今その子たちに言わなくていいじゃん」って。今を楽しいと思っていて、一緒にいたいと思ってるんだから、いつか別れるとか別れるとかは大人のする話で、まだまだ青い時にはそれを信じていいんじゃないか? という気持ちを込めて書きました。
──そこまで詳しく、淳治さんに話を?
うらら:しました。「とりあえず」というフレーズがすごくいいね、と言ってもらって。うれしかったですね。
──とりあえず、ってすごくいい言葉だなーと思いました。肯定的にも使えるんだな、と。
うらら:そうだと思います。いろいろ考えるとわけわかんなくなるから、いい意味で「とりあえず、今はいいじゃん」っていう感じです。
──とってもみずみずしい歌。上口くん、どうですか、こんな恋と、こんな女子は。「素直じゃないの、見抜いてね」ですよ。
上口:そうですねー。
うらら:上口くんの好きなタイプじゃないよね、絶対(笑)。
上口:そうです、かねー。
うらら:(笑)。
──素直じゃないけど、ほんとはね…って。めっちゃいい子じゃないですか。
上口:奥が深いですねー。
うらら:そのコメントがペラッペラです(笑)。
──…もしかして、歌詞に興味ない?(笑)
上口:あー、そうかもしれない(笑)。
うらら:どっちかというと、そうですね。内容よりは、響きが邪魔してないか?とかのほうが、上口くんは気にしてると思う。
──分業なんですね。
うらら:完全分業です。いい意味で、お互い丸投げ。私も、アレンジに何の楽器が入ってるとか、どんなハモのラインになってるかとか、ギターの響きがどう変わったのかとか、まったく知らずに、レコーディングの日に行って、聴いて、「あ、こんなふうになったんだ」っていう、その感動を楽しんでる感じなので。逆に歌詞に関しては、上口くんは何も言わないです。
上口:…国語が苦手なんで。
──そういう問題?(笑)
上口:そこで余計なことを言わないほうがいいかなーと思って。でも基本的に僕、うららの書く歌詞は好きです。「green」は、うらら純度100%の歌詞に比べて、より説明的というか、わかりやすくしてくれてるのかな? という印象があります。僕が好きなうらら純度100%のものは、言葉の響きもいいし、余白があって、すごく想像させてくれるんですけど、今回の「green」は、もうちょっと余白が少ない感じがする。自分たちが今まで作ってきた楽曲の中では、新感覚というか、「こういう感じもあるんだなー」という印象を受けました。
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