【インタビュー】T.M.Revolution×水樹奈々、革命的コラボシングルを語る「今までになかったようなものを作るなら、相手は水樹さんしかいないと」

■水樹さんはリミッター解除型の人なんだなっていう印象がありましたね──西川貴教
■“えぇ~!? カッコイイのも面白いのも全部!? ずる~い!!”みたいな──水樹奈々

西川:普段の水樹さんはどちらかと言うとおしとやかな印象だと思うんですけど、ステージに上がった瞬間……ドラゴンボール的に言うと胴着を脱ぐ、みたいな(笑)。
水樹:あはははは。本気出す!みたいな(笑)。
西川:そうそうそう。僕も、楽屋にいる時とステージ上が同じっていうタイプではなく、ステージは聖域で、そこに踏み込んだ瞬間、スイッチが入ったり、リミッターが解除されるタイプなんですよ。水樹さんもそういうリミッター解除型の人なんだなっていう印象はありましたね。
──水樹さんは西川さんの印象って?
水樹:私も、テレビやいろんな場所で拝見させていただきつつ、最初に生でステージを観たのは、今、西川さんがお話されたイベントだったんです。私の出番直前に西川さんがサプライズで入ってくるっていう形で、その時のエネルギーの放出量と言ったら、もう!噛みつかれちゃうんじゃないか!?ぐらいの(笑)。触ったらヤケドどころか、灰になってなくなっちゃうんじゃないか!?ぐらいのすごさで(笑)。それをステージの下から観ていたんです。
西川:そのイベントは、ステージ下に出番を待つ場所があって、リフターが上がってステージに登場するっていう演出だったんですよね。
水樹:そうなんです。だから普段めったに観られない場所から西川さんのステージを体感したんですけど(笑)。とにかく西川さんがステージに登場されたとたん、ドーッ!と地鳴りはするし、この上でいったい何が起こってるんだろう!?って思いながら(笑)。

水樹:いえいえ!(笑)。たしか3曲ぐらい歌われたんですけど、その短い時間に、その場を一瞬で西川さんのホームにしてしまった。“あれ? 今日は西川さんのライブだっけ?”みたいな(笑)。そんなふうに瞬く間に自分の世界に大きな会場を巻き込んでいくって、本当に圧倒的な力がないとできないことなので、心の底から凄い方だなって。歌のパワーも圧倒的なんですけど、MCでもみんなの心を鷲掴みにして、全部持っていっちゃった感じなんですよ。
西川:そんなわけないじゃないですか(笑)。
水樹:いや本当に!(笑)。おまけに最後、CMの「消臭力」まで歌って帰るっていう。“えぇ~!? カッコイイのも面白いのも全部!? ずる~い!!”みたいな(笑)。
西川:いやいやいや(照)。
水樹:わずか15分ぐらいのシークレットゲストとしての登場だったのに、みんなを楽しませようとするエンターテイメントの精神がそこに全部詰まっていて。本当に素晴らしいアーティストだと思いました。
──そんな西川さんと一緒に作品を作るとなると、レコーディングに臨む時は、120%、いや、200%ぐらいの気持ちで?
水樹:そうですね。まずあの衝撃的なステージの印象が強くあったので、同じようにパワーとパワーで行くと、もしかしたらうるさくなってしまうかな…、男女のデュエットだから女性らしい部分も強く出したほうがいいのかな…とか、いろいろ考えながらスタジオに行ったんです。すると、「遠慮しないでガンガン来てくれていいですから」って西川さんに言っていただいて。そこから、“攻め、攻め”の形が完成しました。でも、攻めの中にもちゃんとドラマがあって…、やっぱり2人が強い熱量をもって、曲に立ち向かってよかったと思いました。
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