DeNA、スマホアプリで音楽サービスに参入。「『Groovy』発のヒット曲を」

Mobage(モバゲー)でもおなじみ、ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)の新コーポレートロゴと新サービスの発表会が1月10日に渋谷・ヒカリエホールにて開催された。
◆吉高由里子、美輪明宏ほか DeNA 新サービス発表会 画像
ソニー・ミュージックエンタテインメントの北川直樹 代表取締役 コーポレイト・エグゼクティブ CEO、ユニバーサルミュージックの小池一彦 CEO兼社長、ビクターエンタテインメントの斉藤正明 代表取締役社長もゲストとして登壇したこの日の発表会。DeNAの新しいロゴに続いて、「スマホならではの新しい音楽の楽しみ方をDeNAが実現したい。」という言葉とともに、守安功 DeNA代表取締役社長から発表されたのが、ソーシャルミュージックアプリ「Groovy」だった。

ゲストのソニー・ミュージックエンタテインメント・北川 CEOは「DeNAのようなネットワーク上で大活躍している会社が、音楽に取り組む。ものすごい新しいことを考えているのではないかと思うと、非常にワクワクしている。」、ユニバーサルミュージックの小池 社長は、「DeNAのネットワークを通した新しいサービスで、日本の音楽市場が伸びてくると期待している。」、ビクターエンタテインメントの斉藤 社長は、「音楽のデジタル配信とゲームはライバルかなっと思っていたのですが、これが融合し、音楽業界にプラスになれば。」と、一様にDeNAの音楽サービス参入を歓迎。守安 社長は、「ゲームの分野におけるソーシャルゲームと同じように、音楽の分野からソーシャルミュージックという新しい楽しみ方を生み出したい。」「『Groovy』発のヒット曲を生み出すことで、音楽産業の活性化にもつなげたい。」と、意気込みを口にした。
またこの発表に関連して、DeNAはユナイテッドと「Groovy」における業務提携に合意。ユナイテッドが権利を有するiOS&Android端末用音楽アプリ「Discodeer」(2011年12月のサービス開始から約10ヶ月で150万ダウンロードを突破、AppStoreランキングのミュージックカテゴリで1位を記録した音楽アプリ)をDeNAが譲り受け、その後継サービスとして「Groovy」を展開することを発表した。
「Groovy」のサービスインは今年度中を予定している。

さらに同社サービス「comm」イメージキャラクターの吉高由里子と美輪明宏、そして“ハマの番長”三浦大輔も登壇し、全員で新年の抱負を一文字書き初め。昨年末の『NHK 紅白歌合戦』での「ヨイトマケの唄」が、Webで大きな話題を呼んだ美輪明宏は『光』と記して、「この世の中、地球の法則は正負の法則。光と闇、何かを得れば何かを失う。吉と凶。ふたつの明暗でできておりますけれど、ずっと光のままでいられるといいなと思います。ここはヒカリエですし、ディー・エヌ・エーの本社も入っておりますので、光り輝くといいなということで『光』にさせていただきました。」とコメント。ちなみに、DeNAの新コーポレートロゴについては「私はこれ、素敵だなって思ったんですよ。ジャン・コクトーの作品の一部みたいでしょ。」と表現。
報道陣は、そんな美輪の言葉に、ただただ感服するばかりだった。
text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆DeNA