【ライブレポート】ブルース・スプリングスティーン、「俺の誕生パーティに55,000人も招待しちゃったぜ!」

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ブルース・スプリングスティーンが、地元ニュージャージーで63歳の誕生日を迎えるその瞬間を、55,000人と共に迎えた。この公演はBruce Springsteen & The E Street BandのUSツアー2nd Legの14日目、ワールドツアーとしては通算67日目にあたる9月22日の地元ニュージャージー公演の第3夜。

◆ブルース・スプリングスティーン画像

当初18時開場、19:30開演予定であったが、あいにくの雨でなんと開演は遅れに遅れて22:30に。終演は必然的に0:00をまわり、本公演は55,000人が祝うボスの63回目の誕生パーティーへ突入することになった。地元ニュージャージーのファンは、ボスのライヴのために何時間も待ったのだからさすがだ。

ステージにでてきたブルースは「俺の誕生パーティに55,000人も招待しちゃったぜ!」と笑いながら語ると一曲目は「Out in The Street」を披露。3曲目はツアープレミア初登場となる「CYNTHIA」も。既に67回もツアーしてるのにこの日なんと4曲もの初登場曲が登場した。

そしてちょうど0:00を回りブルースの誕生日9月23日に突入すると、まさに“そのお時間です”といった感じで「In the Midnight Hour」を演奏。アンコールでは「Thunder Road」「Born To Run」「Dancin In The Dark」と超強力曲の連発で会場の盛り上がりは最高潮を迎えた。最後にもう一曲「Tenth Avenue Freeze-Out」を演奏した後、更なるサプライズが。

ブルースのお母さんのアデル、妹のジニーと、パティのお母さんと弟さんたちが大きなテレキャスターギターの形をしたケーキとともにステージに登場。スティーヴン・ヴァン・ザントが歌いだすと、それに続いて会場中は“HAPPY BIRTHDAY”の大合唱。ろうそくを吹き消すとブルースは「一番最初にブルースのファン」になってくれたオビーさんにケーキを手渡すし、他の観客にも順次ケーキを配り、会場はアットホームな雰囲気に包まれた。最後は「Twist & Shout」を全員で大合唱し、最高の誕生日となったようだ。

最新アルバム『レッキング・ボール』は好評発売中である。

<MetLife, 2012 9/22-23/123>
10:27 Midnight Hour Intro
1.Out in the Street
2.The Ties That Bind
3.CYNTHIA
4.Badlands
5.Who’ll Stop the Rain
6.Cover Me
7.Downbound Train
8.We Take Care of Our Own
9.Wrecking Ball
10.Death to My Hometown
11.My City of Ruins
12.It’s Hard to be a Saint in the City
13.Jole Blon (with Gary U.S. Bonds)
14.This Little Girl (with Gary U.S. Bonds)
15.Pay Me My Money Down
16.Janey Don’t You Lose Heart
17.IN THE MIDNIGHT HOUR
18.INTO THE FIRE FOR RICH AND MARY ANNE NAPPI
19.Because the Night
20.She’s the One
21.Working on the Frickin Highway
22.Shackled and Drawn
23.Waiting on a Sunny Day
24.Meeting Across the River
25.Jungleland
26.Thunder Road
27.Rocky Ground
28.Born to Run
29.Glory Days
30.7 Nights to Rock
31.Dancing in the Dark
32.10th Avenue Freeze Out
33.Twist and Shout
End 1:55 a.m.

ブルース・スプリングスティーン『レッキング・ボール』
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