小田原出身・ammoflight、桜ソングでメジャーデビュー

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2008年結成された神奈川県小田原発のJ-POPバンド・ammoflight(アンモフライト)。インディーズですでに2枚のミニアルバムを発表し、注目度をじわじわと上げてきたが、3月7日、ニューシングル「桜グラフィティ」のリリースで、ついにメジャーデビューをはたす。極上のJ-POPチューンを引っさげての堂々デビュー……ではあるが、メンバーの4人はあくまで自然体で、なにやらただのアンちゃん4人、友人同士のような雰囲気を漂わせているのが好ましい。ただの友達がバンドになった、というようにも見える4人だが、実際のところ最初の出会いはバンド仲間として、であったという。小田原のライヴハウスに集った数々のバンドたち、数々のメンバー。津久井が目立つ各パートのメンバーに声を掛け結成されたのがこのammoflightなのだ。

◆ammoflightのアーティスト画像、ミュージックビデオ

「僕がやっていたバンドが解散してしまってひとりでやっていたんですけど、やっぱりバンドがやりたくって、そのライヴハウスで目立っていた人に声をかけたんですけど、それが今のメンバーで。やってみたら、しっくりきたんですね。ま、最初からプロを目指すという誘い方はしなかったんですが── でも僕はプロになる気マンマンで(笑)、メンバーには少しずつその気になっていってもらいました(笑)」── 津久井恒仁(Vo&Gt)

「いっしょに音を合わせてて楽しかったんですよ、単純に。最初からオリジナル曲だったんですけど、そこに魅力があったんでしょうね。やっぱり本気になっていきましたね。」── 久保田庸友(Gt)

「僕は津久井さんのバンド、誘われる前から入れたらいいなと思ってたんですよ。バンドに入る前から、個人的に津久井さんの作った曲が好きだったんですよね」── 葛西一茂(Dr)

「津久井さん、ライヴハウスの中では先輩で、みんなで憧れの人だったんですよ(笑)。なので“ぜひ!”と。J-POPは自然と小さい頃から体にしみついているものだし、世の中に流れているものが好きなんだな、と思えた。」── 鳥居塚尚人(Ba)

メンバーの中には当時メタル / メロコア / ハードロック方面へ突っ走っていった者もいたのだが、津久井の作るJ-POPは、そんなバンドキッズすら一気にモードを変更するほどのものだったのだ。津久井の作曲力とJ-POPに捧げる愛情はそれほどまでに深い。

「僕は子供の頃からJ-POPが本当に好きだったんです。ただ、友達はだんだんバンドものでコアなものに走っていくなかでも、それにあんまり流されることはなかったんですね。ずっと、J-POPが好きですね。性格的にもイケイケにはなれないってところもあるかもしれないですけど(笑)。やっぱりこれが自然なんですね。だから、歌詞においてもそうですけど、ウソはつかず思ったことを正直に書いていこうと思っています。基本的には、まっすぐ投げたボールが一番捕りやすいんだ、と思ってますから。」── 津久井

そしてメジャーデビューシングルとなる「桜グラフィティ」には、そんなammoflightのJ-POPスピリットに溢れた3曲が収められている。タイトルチューンの「桜グラフィティ」(TBS系テレビ全国ネット『CDTV』2月度エンディングテーマ)は、まさにJ-POPの王道を行こうとするグッドメロディーとスケール感で出会いの喜びと別れの切なさが綴られて、新たな旅立ちの季節を迎える多くの人々にぴったり寄り添うことだろう。

「この曲は学生時代のすごく仲の良い友人のことを思って書きました。数年前、壁にぶつかった時、ふと学生時代の事を思い返したら、“何をやるべきか”じゃなくて“何をやりたかったか”そんな単純だけど大切なことを、思い出すことができました。今、学生の方にはリアルに、そして、社会人の方には僕と同じようにあの頃にリンクしてらえたらうれしいです。」── 津久井

カップリングの2曲もすばらしい。「7の魔法」は思春期ど真ん中、アタマからラストまでみずみずしさがいっぱいに詰まったラブソング。「ゆめのながかく」は退屈な授業中の想像(妄想?)を歌っているのだが、リアリティがありながらどこか不思議に懐かしい夢のようにも描かれているので、現役の学生も卒業して何年経ったかというオトナのどちらもキュンとできるはずだ。日々の、人生の喜怒哀楽に、やさしくそしてぴったりと寄り添う3曲だが、それがJ-POPの役割であり、ammoflightがこれから進む道でもあると津久井は言うのだ。

「こういう感じですよね(両手で環をつくり、包み込むようにする)。聴いたり、観終わった後、大きな愛で包まれている、そういう曲やライヴにしたいと思っています。その中では突き放されたり、ひき寄せられたりしているけれど、結果としては大きな愛で包まれている── それは素晴らしいJ-POPの曲すべてに言えることだと思うんです。そのためにいろいろ考えてやっていきたいと思っています」── 津久井

文:柳憲一郎

【作品詳細】
ammoflight 「桜グラフィティ」
2012年3月7日(水)リリース
初回限定盤(CD+DVD)特典内容
(1)DVD付「桜グラフィティ」ミュージッククリップ/ammohouseドキュメントVol.1(ammohouseが出来るまで)、その他、豪華映像約40分収録
(2)ジャケットサイズポストカードA封入
通常盤初回プレス分のみ ジャケットサイズポストカードB封入

【ライヴ情報】
<ammoflight×O-Crest Special price 1000yen Vol.3>
日時:1月11日(水) OPEN 18:00 / START 18:30
会場:Shibuya O-Crest
出演:LISTEN UP / GOOD ON THE REEL / ammoflight
料金:前売 1,000円 / 当日 1,500円 (ドリンク別)

<ammoflight presents「ammoNight vol.7」>
~お前もアンモナイトにしてやろうか!~
日程:2月29日(水) OPEN 18:30 / START 19:00
会場:Shibuya O-Crest
共演:1月11日に発表。
料金:前売 2,500円(ドリンク別)
HP特別先行:1月1日0:00~1月10日23:00

【配信情報】
デビューシングル「桜グラフィティ」着うた(R)2月1日より先行配信スタート


◆ammoflightオフィシャルサイト
◆ammoflightオフィシャルブログ
◆USTREAM ammohouse(24時間無期限生中継中)
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