桑田佳祐、年末ライヴがスタート。神戸では「阪神・淡路の事では消えない傷もございましょう」
桑田佳祐が、2011年の活動を締めくくるライヴ<桑田佳祐 ライブ in 神戸&横浜 2011 ~年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会~>神戸公演を神戸ワールド記念ホールにて開催した。
未曾有の大震災など、さまざまな困難が日本中を襲った激動の2011年。桑田佳祐は約9年ぶりとなるソロアルバムを発表したのち、チーム・アミューズ!!の活動の旗振り役となったほか、シングルリリース、そして自身の復活ライブを宮城で行うなど、さまざまな形で精力的に活動を行ってきた。そんな2011年の活動を締めくくるライブとあって、タイトルどおり、今年はいろいろあったけど、「みんなで元気になろうぜ!」という思いをこめ、大忘年会さながらの桑田らしいエンタメ感あふれるステージとなった。
14年ぶりに神戸ワールド記念ホールのステージに立った桑田。そもそも神戸に登場する事自体、久しぶりということもあり、会場に駆けつけた約6000人のファンはステージに現れた桑田の姿に狂喜乱舞した。
ステージは、オリジナルアルバム『MUSICMAN』を中心に構成され、さらに今夏リリースされた「明日へのマーチ」や港町にふさわしく「ダーリン」など、桑田は全27曲にもおよぶ名曲の数々を熱唱。ライヴ全編を通し、随所に世相を鋭く切り取る象徴的な演出などが盛り込まれ、深みのあるエンタテイメントショーが繰り広げられた。特に「私の世紀末カルテ」では、2011年末バージョンとして歌詞を書き換え、現在の世相や自分自身のことにも触れた。さらに「阪神・淡路の事では消えない傷もございましょう」と神戸の人々への思いを歌う一説に至ると、会場からはひときわ盛大な歓声があがった。
さて、桑田の年末ライヴは、一週間後の横浜アリーナ2公演を残すのみ。ホームとも言える横浜アリーナのステージに桑田が立つのは4年ぶり。最終日の大みそかは、もちろん23:30スタートの年越しライヴとなる。またこの模様は、「桑田佳祐 ライブ in 神戸&横浜 2011 ~年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会~ライブ・ビューイング in シアター」と題し、全国、そして香港、台湾、韓国の映画館へ完全同時生中継され、さらにWOWOWでも生放送されることが決定している。
◆桑田佳祐 オフィシャルサイト
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