【連載】「城南海」のよみかたVol.4「残暑の川崎に密着」

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皆さん、お待たせしました。2011年9月7日(水)に、城南海1年半ぶりのニューシングル「兆し」がリリースされました。こちらのCD発売記念イベント<城南海「兆し」ミニライブ>が、いよいよスタート。今回は第一弾となる9月9日(金)ラゾーナ川崎プラザ ルーファ広場 グランドステージでの模様をレポートします。

◆城南海 画像

月も虫も祝福してくれた?「兆し」発売記念イベント第一弾「残暑の川崎」に密着

9月に入り、次第に朝夕は秋の風を感じるようになってきましたが、この日は焼けるような夏日。夕方になっても、ムワッとした暑さが残っていました。そんななか、城南海さんはニューシングル「兆し」の衣装を身につけてさわやかに登場!コバルトブルーの衣装にはビーズが散りばめられ、フロントにプリーツが寄せられています。こちらはスタイリストのZakiさんの手によるものだそう。深い青に光るビーズは、まるで宇宙に浮かぶ星のようにも見えて、とても幻想的! 翌日9月10日(土)に放送されたフジテレビ系の『MUSIC FAIR』でも、この衣装を着て「兆し」を披露されていました。

「あ! 今日のメイクもいいね!」というスタッフの声に、ニコッと笑顔。いつもとちょっぴり違う印象だったので聞いてみたところ、「今日は、目元のラメがポイントなんですヨ」とのこと。彼女の大きな瞳が華やかに彩られていて、「兆し」の世界観と見事にリンクしています。

「ラゾーナ川崎プラザのステージは1年ぶりなので、とても楽しみ」と、リラックスした様子で語る城さん。徐々に集中力を高めながらも、ステージに上がる直前には「行ってきます!」と、小さなガッツポーズで気合入れ。

17時から第一回目のステージが開幕。1曲目はデビュー曲『アイツムギ』。初めて彼女の音楽に触れるお客さんのために、楽曲紹介では、彼女の出身地奄美大島の特産品「大島紬」と「愛を紡ぐ」をかけて作られていていることを説明しました。優しいメロディでありながら、歌詞に込められた力強い意志が印象的な曲で、城さんはその思いをまっすぐ歌声にのせ、オーディエンスへ届けていきます。

そしてニューシングルからタイトル曲の「兆し」と、カップリング曲『十六夜』を続けて披露。「兆し」はイントロが静かにはじまり、ひとつひとつの音を繊細に表現していく城さん。ここが都会であることを一瞬忘れ、ステージ一帯を包む空気の流れが変わるのを体感した気がします。

ラストはACジャパン国境なき医師団支援キャンペーンCMソングの『ずっとずっと』。ストレートな詞の内容であるこの楽曲では、21歳の等身大の彼女が出ていて、それまでの大人っぽい城さんとは違った一面を見せてくれました。

「ショッピングモールでのイベントでは、音楽のファンだけではなく、いろいろな方が立ち寄るので、そこで新しい出会いが生まれますよね」と城さんが言うとおり、制服姿の学生、ベビーカーをひいたお母さんなど、さまざまな年齢層の方が立ち寄っていました。

そして、外はすっかり真っ暗になり、18時30分からの第二回のステージへ。暑さも一段落し、穏やかな夜風が吹き始めます。空を見上げてみると、城南海さんと縁の深い「月」の姿。なんというタイミングの良さ! 彼女のライヴを見守るように、ぽっかりと顔を出しています。

さすがにこの時間帯は、会社帰りの方が多いこと! 家路を急ぐ人の流れの中、城さんの歌声にハッと足を止めて、ステージに足を運ぶ人の数が、次第に増えていきます。中には、食材のたくさん入ったショッピングバックを抱えたまま(重いでしょうに……)、ジーっと聴き入る人もいて、彼女の歌の吸引力を改めて感じました。

MCでは、デビュー当時の思い出を尋ねる司会者に対し「目、目にゴミが入っちゃって……」と、いきなり軽いアクシデントに見舞われる城さん。また、明るいステージ上に集まってきた虫に、少々ビビり気味? 奄美大島出身の島ッチュ(島の人)でも、虫には勝てないようです(笑)。全体的にゆったりとした独特の城南海ペースに、自然とお客さんからも笑いがこぼれました。しかし一旦歌に入ると、ガラッと雰囲気が変わります。そのギャップも、彼女ならではの魅力ですね。

ミニライブが終わると、第一回目と同様、シングル「兆し」を購入された方へのサイン会に。「今日初めてステージを見たんですけれど、『十六夜』を聞いて素敵だなあと思い、CDを購入しました」という女性の方や、「8月のお台場のイベントも行きました」と毎回立ち寄るという方、「一旦仕事を抜けて見に来ました。これから会社に戻ります」というアグレッシブなビジネスマンの方もいました。金曜日のラストスパート前に、城さんの歌声でリフレッシュできたでしょうか? そして遠方からわざわざかけつけたのに、ライヴに間に合わなかった(涙)、という方も……。城さんは、温かい声をかける1人1人の皆さんと、しっかり握手を交わしました。

CD発売記念イベントは、9月17日(土)東海地区、9月18日(日)の関西地区ほか、これから全国各地で開催予定です。最新情報は城南海オフィシャルサイトに随時アップされますので、ぜひ遊びにきてください!

城南海(きずき みなみ)
平成元年12月、鹿児島県奄美大島生まれの女性シンガー、21歳。兄の影響で「島唄」を始め、後にPOPSを歌い始める。澄み切った美しい声、やさしくも強い説得力を持ち、聴く人にどこか懐かしさを感じさせる歌で独特の存在感を放つ。2009年1月シングル「アイツムギ」でデビュー。同年7月22日、日本で46年ぶりに観測された皆既日食当日、地元奄美大島にて日本初となる“リアルタイム皆既日食ミュージックビデオ”撮影に成功。各メディアで大きく報じられる。2010年1月、奄美観光大使に任命される。3月にシアターレストランのイメージソング「ルナ・レガーロ~月からの贈り物~」、4月にNHKドラマ「八日目の蝉」の主題歌「童神~私の宝物~」を2カ月連続でリリース。また、ニューヨークで行なわれた「Japan Day」や、「上海万博」、そして南京大学にて開催の国際交流基金主催日中親善イベントに出演するなど、国境を越え活躍の場を広げている。ACジャパン「国境なき医師団」支援キャンペーンCMソング「ずっとずっと」が注目を集める中、約1年半振りのCDリリースとなるシングル「兆し」が2011年9月7日に発売される。

「兆し」
2011年9月7日(水)発売
PCCA-03462 ¥1,200[tax in]
1.兆し(きざし)
2.ずっとずっと[ACジャパン「国境なき医師団」支援キャンペーンCMソング]  
3.十六夜(いざよい)[舞台「秘祭(ひさい)」(原作/石原慎太郎 主演/川島なお美)主題歌]
4.兆し(カラオケ)
5.ずっとずっと(カラオケ)


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