[クロスビート編集部員リレー・コラム] 中嶋編「ペイジ」
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◆ペイジ画像
2番手で登場したのがUK産の5人組、ペイジ。スウィング~が甘くメロディアスだったのに対し、こちらはフォー・イヤー・ストロングをもう少しソフトにしたようなハードコアっぽい音なのだが、とにかくフロントマンが異彩を放っている。ヨタヨレの白無地Tシャツにブルージーンズ、頭は坊主の山下清似。そのイケてなさと飛び散る汗に、さっきまで最前列で声援を送っていた女の子たちも引き気味である。だがその姿がたまらなくエモい! いつの間にか心の中で「いいぞ清!」と彼を応援している自分がいた。
トリはシアトル出身のピアノ・ロック・バンド、ザ・リアル・ユー。今回の出演者の中では一番キャリアもあり、演奏力も安定しているのだが、自分は以前にも観たことがあったので、初見のペイジの衝撃にはちょっと勝てなかった。スウィング~とリアル・ユーの面々が小綺麗なイマドキの男の子たちであるのに対し、ペイジの佇まいは音楽に耽溺するダメ人間そのもので、とても共感できた。行け、ペイジ! エモをリア充から取り戻すその日まで…!
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