U2、新作のプロデューサーはデンジャー・マウス

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U2がニュー・アルバムのプロデューサーに意外な人物を抜擢していた。鬼才、デンジャー・マウスだ。

ナールズ・バークレイの立役者で、GORILLAZの『Demon Days』でグラミー・アワーズのプロデューサー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされた名プロデューサーではあるが、この組み合わせは意表をつく。

でも、ボノ本人がそう言っているのだから事実なのだろう。彼は、11月にツアーをスタートするオーストラリアの新聞『The Age』紙にこう話している。「彼とは12曲くらい作った。いまのところ、次に出すのはこのアルバムになると思う。ホント、簡単に進んでるからね」

「次に出すのは…」という言葉から「ほかにも候補があるのか?」と突っ込みたくなるが、なんと、あるのだそうだ。U2が作っているのは、このアルバムだけではないという。レディー・ガガのコラボレーター、RedOneや、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム、ヒット連発のフランスのスーパーDJ、デヴィッド・ゲッタをフィーチャーした“クラブ・アルバム”も制作中だという。

こちらの組み合わせも驚きだが、ボノ本人の発言だ。「1990年代に出たU2のリミックスは宝の宝庫だった。だから、クラブ・サウンドのアルバムを作りたかったんだ。曲は山のようにある」

さらには、ボノとジ・エッジ(G)がミュージカル『Spider Man』のために作った音楽をもとにコンセプト・アルバムを作りたいとも考えているそうだ。

U2はいま、ものすごくクリエイティヴになっているようだ。そしてコラボ相手から想像するに、その方向性はこれまとは大きく異なるようだ。

Ako Suzuki, London
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