あたたかい笑顔にあふれた、ジャスティン・ノヅカのショウケースライブ

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6月9日に渋谷duo music exchangeにて、ジャスティン・ノヅカの1日限りとなるショウケースLIVEが開催となった。プレミアとなったこの日のライヴは、ジャスティンと、自身のバンドのギタリストであるマーク・ペリッツァーの2人によるアコースティック・スタイル。2人のギターと、ときおりマークが奏でるキーボードのみというシンプルなステージだ。

黄色い歓声の中ステージにあがったジャスティンは「コンバンハ」と挨拶し、ライヴをスタート。新作からのリード・シングル「マイ・ハート」や、グルーヴィーな「キャリード・ユー」など新譜からの曲を中心に、1stアルバム『HOLLY(ホーリー)』からの曲も織り交ぜていく。

演奏中にとても幸せそうにほほえむ姿は、観ているこちらも思わず笑顔になってしまうほど。19歳で行なった初の日本でのライヴでも、その真摯な演奏は高い評価を得たが、そこに多くの経験を通じて得た余裕や自信が、この雰囲気を生み出しているのだろう。

最近ヨガを始めたというジャスティンだが、ヨガのおかげで時差ぼけも感じないのだという。そんなエピソードを挟みながらライヴ後半では、「この曲を書いていたころよりは、はるかにポジティヴな自分がいるから、こういうダークな曲を歌うのが大変になっちゃった」と微笑みながら、ドメスティック・ヴァイオレンスについてのナンバー「Save Him」を披露。

今回会場にカナダやアメリカに別々に住んでいる家族、そして日本の親戚も大集合していたようで、ライヴ終盤にステージから家族のいる2F席にも手をふり、福岡在住のおばあちゃん(85歳)にスポットがあたるという場面も。会場は一段とアットホームであたたかい雰囲気となった。

海外での新譜からの2ndシングル「ハートレス」に続いて、「幼稚園以来、日本語から離れていたから歌うのは大変だけど、がんばるね!ハイ、イキマショウ!」というトークから始まった、デビュー作からのヒット・シングル「アフター・トゥナイト」。日本語歌詞を交えながら心をこめて歌う姿に、オーディエンスもひときわ大きい拍手を贈り、本編が終了。

熱い拍手に迎えられてのアンコールでは、新譜からのソウル・バラッド「ソウルレス・マン~愛なき世界」をキーボードの弾き語りで熱唱。最後は、CMソングとしてカヴァーされた「スリー・イズ・ア・マジック・ナンバー」で、会場が一体となっての大団円を迎えた。

「マタネ!ガンバリマス!」と締めくくったライヴは終始あたたかい笑顔にあふれていた。

2010年6月9日
@渋谷duo music exchange
・GRAY
・MY HEART IS YOURS
・BE BACK SOON
・MR.. THERAPY MAN
・LOVE
・CARRIED YOU
・GOLDEN TRAIN
・UNWOKEN DREAM (KING WITH EVERYTHING)
・SAVE HIM
・I'M IN PEACE
・YOU I WIND LAND AND SEA
・HEARTLESS
・AFTER TONIGHT
アンコール
・SOULLESS MAN
・THREE IS A MAGIC NUMBER

◆ジャスティン・ノヅカ・オフィシャルサイト
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