「叩く・ひねる・なぞる」でアレンジ、パソコン接続も可能なプロ向けDJミキサー「DJM-2000」

パイオニアは、プロDJ/クラブ向けプロフェッショナル・パフォーマンスDJミキサー「DJM-2000」を6月上旬より発売する。パソコン用オーディオインターフェイス機能を装備するほか、「PRO DJ LINK」機能、96kHzサンプリング、32bitD/Aコンバーターおよび24bitA/Dコンバーターを搭載した、フルデジタルプロフェッショナル・パフォーマンス高性能DJミキサーだ。

最大の特徴は、中央部にレイアウトされた、個性的で直感的なパフォーマンスが可能なインターフェイス部。3つのエフェクト部での「叩く」「ひねる」「なぞる」などのさまざまな操作で楽曲にアレンジを加えられる。5.8インチの大型LCDマルチタッチパネルディスプレイ「TOUCH PANEL EFFECT」は業界初となるもので、エフェクト効果を目と耳で確認できるようになっている。

DJMシリーズで好評を得ている「BEAT EFFECT」はさらに進化。エフェクトを加える量を周波数帯域ごとに調整できる「EFFECT FREQUENCY」により、ボーカルだけにエコーをかける、ハイハットのリズムを倍にするなど、従来以上に自由度の高い演奏が可能だ。ノブを回すだけで直感的にエフェクトをかけることができる「INST FX」も個性的なプレイに一役買ってくれる。

「PRO DJ LINK」対応のパイオニア製DJプレーヤー（「CDJ-2000」「CDJ-900」）と、rekordboxがインストールされているコンピュータおよび本機をLANケーブルで接続することにより、「PRO DJ LINK」機能が使えるのもポイント。SDカード/USBストレージデバイス、rekordbox内の音楽ファイルや管理データを本機を経由して「CDJ-2000」「CDJ-900」で再生することが可能だ。MICから入力した音声やMASTERから出力されている音を、本機に録音し「CDJ-2000」「CDJ-900」で再生する「LIVE SAMPLER」も強力な機能。MICからの言葉を録音しすぐにスクラッチするなど、新たなパフォーマンスが可能になる。

USBオーディオインターフェイスの内蔵は、昨今の使用機材の多様化に対応したもの。パソコンに外付けインターフェイスを追加することなく、すぐにPC DJプレイが可能になる。1台のパソコンから最大4系統のオーディオ信号を各チャンネルに割当ててミキシングすることができるほか、マスターチャンネルの出力音声をコンピュータに出力することも選択可能。ミキシングした音を録音するのに非常に便利、気の利いたうれしい仕様となっている。

音質面では、理想のクラブサウンドを実現する高音質設計が光る。完全ディスクリート構成によるバランス出力アンプ採用で帯域毎に音質を調整。細部の音の鳴り方にまでこだわった音づくりを行うことにより理想のクラブサウンドを追求している。アナログ処理においては高音質バランスドハイブリッドオペアンプ及び完全バランス出力回路採用でノイズを低減、107dBのダイナミックレンジ 0.004%以下（1kHz）の低歪率を実現し、クリアでパワフルなサウンドを提供する。

＜おもな仕様＞
チャンネル数：オーディオ 4チャンネル、マイク 1チャンネル
入力端子：CD/LINE×6（RCA）、PHONO×2（RCA）、DIGITAL IN×4（COAXIAL）、MIC×1（天面XLR&1/4 inch PHONE兼用×1）
出力端子：MASTER OUT×2（RCA×1、XLR×1）、BOOTH OUT×1（1/4 inch PHONE）、HEADPHONE MONITOR OUT×1（天面1/4 inch PHONE）、REC OUT×1（RCA）、DIGITAL OUT×1（COAXIAL）
その他の端子 SEND×1（1/4 inch PHONE）、RETURN×1（1/4 inch PHONE）、MIDI OUT×1（5P DIN）、CONTROL×2（φ3.5MINI JACK）、USB　B端子×1、LINK端子×6
サンプリングレート：96kHz
D/Aコンバーター：32bit
A/Dコンバーター：24bit
周波数特性：20Hz ～20kHz
全高調波歪率：0.004％以下
S/N比：107dB（LINE）
ヘッドルーム：19dB
使用電源：AC 100V（50/60Hz）
消費電力：40W
最大外形寸法：430mm (W)×409mm (D) ×107.9mm (H)
本体質量：8.5kg

◆DJM-2000
価格：オープン
発売日：2010月6月上旬予定

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