Pioneer DJの「CDJ-2000NXS2」&「DJM-900NXS2」がPC/MacとUSB接続するだけですぐにDJプレイ/DVS機能の使用が可能に

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Pioneer DJのプロDJ/クラブ向けマルチプレーヤー「CDJ-2000NXS2」とDJミキサー「DJM-900NXS2」が待望の「Serato DJ」への対応を果たした。これにより、PC/MacとUSB接続するだけですぐにDJプレイ/DVS機能の使用が可能となった。両機種のファームウェアのアップデートとSeratoのDJソフト「Serato」のアップデートにより実現するもので、アップデータはPioneer DJのサポートページおよびSeratoのサイトでダウンロード可能となっている。

「CDJ-2000NXS2」はハイレゾ音源への対応、マルチカラータッチディスプレイによる操作性の高さで人気のCDJ最新モデル。今回のアップデートにより、「Serato DJ」を使用しているユーザーは、コントロールCDを使用しなくても、「Serato DJ」のスクラッチやテンポ調整など多彩な機能を自在に操作可能になる。さらに各プレーヤーのディスプレイには「Serato DJ」内の楽曲タイトルやアートワーク、波形などを表示。PC/Macの画面を見なくても素早く選曲できるほか、楽曲全体の構成を視覚的に把握できる波形表示でキューポイントやミックスポイントを把握でき、直感的なパフォーマンスが行えるようになる。

ちなみにこれらはUSB-HIDコントロール機能によるもの。USB-HID(Human Interface Device)は、USBデバイスのクラス(タイプ)として規定されているもので、DJ機器とPC/Macとの通信にも使われる。MIDIクラスよりも大容量データを扱うことができ、アートワークや波形データなどの送信が可能だ。Pioneer DJでは、「CDJ-2000NXS2」のUSB-HIDコントロール機能に対応したDJアプリケーションとして、「Serato DJ」をPioneer DJ Certification Programで認証したことを発表している(Pioneer DJ Certification Programは、Pioneer DJ社製商品と互換性の評価/確認を行った、ユーザーが安心して利用できる他社製品を認証する取組み)。


▲「CDJ-2000NXS2」のディスプレイで楽曲のアートワークや波形を見ることができる。

一方の「DJM-900NXS2」は、96kHz/24bit対応の2系統のサウンドカード内蔵した高音質設計のDJミキサー。今回のアップデートにより、本機をUSBケーブル1本で接続するだけで、即座に「Serato DJ」のDVS機能での演奏ができるようになる。DVSは、Digital Vinyl Systemの略で、専用信号が収録されたコントロールCD/レコードの再生位置/再生速度に合わせて、PC/Mac内の音楽ファイルを再生するシステム。DVS機能ではPC/Mac内の音楽ファイルをアナログ・ターンテーブルやDJマルチプレーヤーのジョグホイールでコントロール可能。より直感的なDJプレイが実現できる。

「DJM-900NXS2」で「Serato DJ」のDVS機能を使用するには、「Serato DJ」の最新版(Ver. 1.9.5)および「Serato DJ DVS Expansion Pack」の購入あるいはアップデートが必要となる(「Serato DJ Club Kit」購入の場合は、「Serato DJ」と「Serato DJ DVS Expansion Pack」のライセンスが含まれている)。なお、今回のアップデートでSerato DJのDVS機能も「DJM-900NXS2」のPioneer DJ Certification Programで認証されているので、ユーザーは安心して使用することができる。


▲「DJM-900NXS2」+Serato DJ+ターンテーブルのセッティング。ターンテーブルでSerato DJのコントロールが行える。

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